ピンク色に染まる見た目も華やかな蕪蒸し。
寒い冬には、体の温まる蕪蒸しが食べたくなるものです。美味しそうな赤蕪が入荷したので蕪蒸しに仕立ててみることにしました。
キアラとヤガラの赤蕪蒸し。
緑色の器に盛って供します。
ハタ科のキアラ!白身の美味しい魚
キアラはハタ科の中でも小型の魚です。
あまり出回らない魚で、調理する機会もそう多くはありません。今回は蒸し物で頂くことにしました。
蕪蒸しとくれば白身魚です。
そこで、キアラとヤガラを使ってみることにしました。
”ヤガラ(矢柄)” はあの細長い魚ですよね。
そう言えば、三か月ほど前にも七五三のお祝いにキアラをお出ししたことを思い出します。アオハタとも呼ばれ、冬にはお鍋の材料としても珍重されます。
下にキアラ、その上にヤガラを重ねます。
久々のお座敷宴会スタイルです。
お酒を飲む機会ですから、お車でのご来館は基本的にお断りしております。誠に残念ながら送迎サービスはございませんので、徒歩1~2分のJR三輪駅をご利用頂くことになります。
代行運転サービスやタクシーの手配をお考えの方は、当館までお問い合わせください。
玄関先まで車をお付け致します。
今の季節にぴったりの白菜のパンナコッタ。
まだ盛り付けの途中で、この後、金柑の甘露煮や柿の葛寄せを添えて供します。白菜のパンナコッタには葉っぱの部分を使い、あっさりとしたデザートに仕上げています。
同じ日に、新鮮なめっきも入荷しました。
個人的には焼魚が一番美味しいと思います。身離れが非常に良く、ほくほくとして食べやすい魚です。すだちを絞って頂きます。
蒸し器に投入。
立ちあげる湯気に後の調理を任せます。
ムース状の赤蕪と卵白で素材を覆ったら、あとは10分余りの間、蒸し器の中で火を通していきます。鰹と昆布をベースにした出汁のあんを掛け、天に皮ごとおろした生姜を盛って出来上がりです。
ほっこり体が温まる赤蕪蒸しをどうぞご賞味ください。