先週末に行われた大神神社結婚式。
挙式後の食事会予約が入っていたので、早朝から準備に追われていました。そこへいつもお世話になっている大和郡山市の花屋さんから会場装花の搬入がありました。毎回どんな花が披露宴会場を彩るのか、密かに私共も楽しみにしています。
届けられたダリア「熱唱」。
玄関先で見た瞬間、大輪の菊かなとも思ったのですが、花屋さんにお伺いするとダリアということでした。菊もそうですが、ダリアは日本の秋を代表する花の一つです。つい先日も、馬見丘陵公園で満開のダリアを堪能したところです。奈良県はダリアの球根生産量において日本一の地位を誇ります。大和国一之宮の大神神社挙式にも似つかわしい花ではないでしょうか。
熱い心を表す赤いダリア
その燃えるような赤い色は、相思相愛の新郎新婦様の御心にも似ています。
ダリア「熱唱」は切り花にしても比較的日持ちがするようです。会場装花向きと言えるのかもしれませんね。そう言えば、同じく秋を代表するコスモスなどは会場装花には向かないと言います。見るからにか細く、繊細な感じのするコスモスのことですから、切り花にしてもあまり日持ちがしないのではないでしょうか。
大神神社の結婚披露宴会場「料理旅館大正楼」。
黄色い縁取りの、波打つ赤い花は「栄光」の花言葉を持つグロリオサですね。今回は華美なグロリオサも、ダリア熱唱に主役の座を譲っている格好です。
つい今しがた届けられたダリア熱唱は深い赤色をしています。
本来は赤色の熱唱ですが、日照時間が短かったり低温が続くとオレンジ色に変色するそうです。持ち味である鮮やかな赤色を出すためには温度管理が重要で、10度以上を保つ必要があるようです。
ご親族が集う食事会を華やかに盛り上げるために、並々ならぬ努力がその陰で行われていることに気付かされます。
友引の日曜日だったこともあり、挙式の組数も多かったものと思われます。
当館でもお申込みがダブってしまい、誠に申し訳なかったのですが一組のカップルのご予約をお断りしなければなりませんでした。この場をお借りして重ねてお詫び申し上げます。
細く長い花弁が広がります。
会食会場に花があるだけで、随分雰囲気が違って参ります。
一生に一度の挙式の後のご会食です。心をぱっと開かせる花の存在は必須と言ってもいいでしょう。
新郎新婦様、並びにご親族の皆様方、この度は誠におめでとうございました。末永くお幸せにお過ごし下さい。