石上神宮の白いお守り!起死回生の御神剣守

少しでも上向きになれば。

そんな願いを込めて、石上神宮の白い御守りを買い求めました。

起死回生でなくてもいい、微調整を繰り返しながら改善していく方向を目指して。石上神宮の御神剣守(ごしんけんまもり)は赤と黒が通常です。ところが、毎月朔日にのみ白い御神剣守が授与されます。特別感があっていいですよね。

石上神宮の白い御神剣守

白いお守りを楼門にかざします。

国宝の七支刀がデザインされており、起死回生のお守りとして人気です。

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白色に宿るパワーにあやかる石上詣で

神様と言えば、白いお姿を思い浮かべます。

春日大社の白鹿をはじめ、大神神社の白蛇、おふさ観音の白亀等々、元来の御姿は白色です。清潔なイメージの純白は神様の似姿にふさわしいのでしょう。あるいはもっと生物学的に解釈するなら、遺伝情報の欠損によるアルビノでしょうか。古代の人々は、突然の白化現象に驚き、そこに“神の存在”を見たのかもしれません。

石上神宮の白いお守り・初穂料1,000円

朔日詣での白い御守り。

鮮やかな紅白のお守りですね。初穂料は1,000円でした。

石上神宮伝来の七支刀は鉄製の剣です。製作年は西暦369年と伝わります。国宝にも指定される七支刀の正体ですが、『日本書紀』の神功皇后摂政52年に百済から献上された「七枝刀(ななつさやのたち)」に当たると考えられています。

石上神宮の菊花紋と拝殿

楼門越しに拝殿(国宝)を覗き見ます。

提灯や幕には菊の御紋がありました。

布留社祭礼図会の絵馬

布留社祭礼図会の絵馬。

石上神宮の鎮座地は天理市布留町です。布留(ふる)という地名には、面白い逸話が残されています。詳細は割愛しますが、伝来のエピソードとはいえ “神剣を留めた布” には興味深いものを感じます。

石上神宮のお猪口

石上神宮の硬玉勾玉(こうぎょくまがたま;重要文化財)と七支刀(しちしとう;国宝)。

宝物を描いたお猪口も販売されていました。

硬玉勾玉は翡翠(ひすい)を加工した勾玉で、禁足地から合計11個出土しています。

石上神宮斎場

斎場へ通じる入口。

楼門から山の辺の道の北ルートへ向かうと、程なく右手に神秘的な門が建っています。

二本の石柱に注連縄が張られ、紙垂が下ります。結界を示し、門から奥への侵入を拒んでいました。

石上神宮斎場

立ち入り禁止の札も下がります。

社務所でお伺いすると、どうやらご神職が身を清める場所のようです。一般参拝客は立ち入り禁止です。石上神宮には全国各地から神職を目指す方々も集まられているようで、学びの場にもなっています。

石上神宮斎場

うねるように奥へと続いていました。

石上神宮手水鉢

楼門前の手水鉢。

布留社と刻みます。

石上神宮拝殿と白いお守り

石上神宮拝殿と白い御神剣守。

拝殿前に来ると、数年前の6月30日に行われた神剣渡御祭(でんでん祭)を思い出します。

石上神宮の御神剣守

御守りの裏側はこんな感じです。

金色の文字の間を縫うように赤い紐が通っています。

石上神宮の白いお守り

御神剣守のご利益は4つ案内されています。

起死回生の他に、百事成就、除災招福、無事息災の願いが叶うようです。

石上神宮拝殿と本殿

一番手前から楼門築地塀、拝殿、本殿の屋根と続きます。

本殿の千木は外削ぎで、鰹木は計5つありました。

石上神宮の白いお守り

御神剣守の由来を抜粋しておきます。

石上神宮には、神武天皇を邪神より救われた神剣、八岐大蛇を打ち倒した神剣、そして草薙剣の御神霊更には百済からもたらされた七支刀等多くの神剣が祀られています。

この「御神剣守」は6月晦日に斎行される神剣渡御祭の折に御神剣を覆う錦剣袋の形となり、表には御神宝の「七支刀」が描かれています。

「御神剣守」の袋の色は朱色と黒色の二つがあります。どうぞ神代よりの御神剣のお力をお受け下さい。

石上神宮の鶏

石上神宮の鶏

参拝者休憩処を占拠していました。これでは休憩どころではないですね(笑)

石上神宮の鶏と白いお守り

自由な鶏たちに囲まれながら、石上詣でを満喫しました。

年に12回訪れるチャンスに、あなたも白いお守りを購入してみませんか?

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