イサキの姿造り!甘い脂の刺身

旨味あふれるイサキ。

姿造り用鮮魚を市場に頼んでいたところ、丸まる太ったイサキが入荷しました。

イサキはスズキ目イサキ科の魚ですが、甘味のある白身は絶品です。英名を Chicken grunt と言うようです。grunt とは唸り声やグーグー音を出すことを意味します。釣り上げたイサキがグーグー鳴くことに由来するのでしょう。そういえば、シマイサキも浮袋で鳴きましたよね。

イサキの刺身

イサキの姿盛り。

赤くて綺麗な血合いです。鰤や鰺、ナミ貝、イクラなども盛り付けました。

イサキの姿造り!花オクラ酢浸しとミントスムージー
ご宿泊のお客様にイサキの姿造りをお出ししました。 初夏に美味しい魚ですが、今年は割と長い間出回っています。腸(わた)が比較的多く、腹の硬いものを選ぶようにしています。伊佐木(いさき)の刺身はあっさりと美味で、暑い夏にもぴったりです。 イサキ...

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鶏のトサカに似た背びれ!鶏魚(いさき)の由来

イサキの漢字表記ですが、よく知られるのは「伊佐木」でしょう。

その他にも、「鶏魚」と書くことがあります。以前からなぜだろう?と不思議に思っていたのですが、どうやらイサキの背びれが鶏冠(とさか)に似ていることに因むようです。

高砂装花

披露宴会場の高砂装花。

イサキの旬は初夏ですので、梅雨イサキ、麦藁イサキなどの呼び名があります。

イサキの刺身

一般的によく知られた魚です。

スーパーなどにも通年出回り、さほど旬を意識することがないかもしれません。

高取町の雛祭り

高取町の雛祭りイベント。

今年も土佐街道沿いの恒例行事を楽しんできました。

イサキの刺身

イサキの背びれは前後に分かれることなく、一つに繋がっています。

確かに背びれを立ててみると、どこか鶏のトサカを思わせます。尾びれは緩やかなV字型を描いていますね。

イサキの刺身

捌き方は普通の三枚おろしです。

硬い骨が特徴のイサキですが、とてもおろしやすい魚と言えるでしょう。マナガツオのように、中骨の下に包丁が入り込むこともありません。

高砂装花

高砂席を飾る花ですが、昨今は卓上タイプが人気です。

このままの状態で新郎新婦様を写せば、SNS映え間違いなしです。

高取町の雛祭り

コロナ禍で各地のイベント自粛が続きますが、細々と開催されるだけでも嬉しいですよね。

魚の世界に新型コロナウィルスは関係ないのかもしれません。

地上の人間界で需要が減れば、自ずと漁獲量も減少傾向にあるのでしょうか。獲れた魚を廃棄することのないよう、もったいない精神を維持していきたいものです。

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