黒米と赤米をアクセントにした如意巻き。
「古代米の如意巻き」を披露宴の席でお出し致しました。
奈良特産の古代米を使ったアレンジ料理です。ご列席頂いた皆様方にもお楽しみ頂けたようで良かったです。如意巻きの作り方ですが、まずは鶏肉、牛肉、蟹を混ぜて練り込みます。今回は古代米の他にも、海苔も一緒に巻き込んで仕上げています。
古代米の如意巻き。
今年も数多くのカップルが結ばれた大神神社。
三輪山伝説の蛇!頭をもたげる如意巻き
大物主神と活玉依姫の神婚譚。
2013年度は巳年ということで、さらに注目が集まることが予想されます。夜毎通ってくる三輪の神様の正体は蛇だったという、とても興味深い逸話が語り継がれています。
先がくるっと丸まって、まるで孫の手を連想させる如意巻き。
意のままに、思うがままに願いを叶えてくれる如意宝珠にも通じるお祝い料理です。贔屓目に見れば、くるっと丸まった先の部分が蛇のもたげた頭にも見えてきます。
大神神社の手水舎。
三輪明神のシンボルでもある蛇がいる手水舎です。
鯛のあら煮。
お祝い食材の鯛は、お造り、蒸し物、煮物などで登場します。
三輪そうめんに、鯛のあらから出る旨味をぞんぶんに吸わせています。
当館大正楼の玄関先にて。
見返り美人を彷彿とさせるポーズです。
菱川師宣の浮世絵で知られる見返り美人ですが、着物を召した女性なら、一度は決めてみたい王道の決めポーズでしょう。日本人好みのする余韻が感じられます。残り香とでも言うのでしょうか、思わず引き寄せられる立ち姿ですね。
首を横にかしげる様は、どこか如意巻きの先っぽを連想させます。
黒い色は法事向きで、紅白が好まれる結婚式には向かないのではないか?
そんな風にも思いましたが、しきたりのようなものに縛られていても仕方がないと思い、今回はご提供しました。
癸巳の新年を迎えるに当たって、既に新年の祈祷予約も埋まりつつある大神神社。
つい先ほども、毎年新年会を当館で開いて頂いている社長様がそうおっしゃっていました。巳年の大神神社は、例年にも増してお宮参りや結婚式で賑やかになるのではないでしょうか。