二人の愛情を確かめ合うかのように、ロックされた鍵がぶら下がります。
場所はお染久松の墓がある野中寺。
縁結びの鍵。
ATCで見た南京錠が頭をよぎります。
恋人たちの聖地には、二人を結び付ける鍵が付き物のようですね。
羽曳野市にある聖徳太子の建立寺院「中の太子」
野中寺(やちゅうじ)は大阪府羽曳野市にあります。
高野山真言宗のお寺で、聖徳太子建立48寺院の一つに数えられます。
縁結びの御神木。
野中寺は聖徳太子のお寺として知られ、河内三太子の内の一つであり「中の太子」と呼ばれる名刹です。
お染・久松は歌舞伎や浄瑠璃における有名な演目の中の主人公。
近松半二の「新版歌祭文」で知られ、実話をもとに描かれた心中物語です。
草履のような物もぶら下がっていますね。
油屋の一人娘お染が、店の丁稚久松と恋に落ちるお話なんですが、お染の父の菩提寺が野中寺であったため、この地に二人のお墓が建てられることになりました。
野中寺。
境内にはお染の父の里である八尾から移植されたという山茶花が植わっています。いつの頃からか連理の枝となり、お染久松の愛を象徴する場所となっていました。
婚活中の方々にもおすすめの観光スポットですね。