夏から秋に旬を迎えるメイチダイが入荷しました。
ちょうど今が旬!
漢字で書けば「目一鯛」で、クリッとした目が特徴の高級魚です。
メイチダイの姿造り。
非常に珍しい魚です。その希少性ゆえ、少々値は張りますがとても美味しい白身です。もちっとした歯触りで、甘味を感じる刺身は絶品でした。
目の中に走る縞帯!鋭い下顎の歯を持つフエフキダイ科の海水魚
岩礁域に棲息しているというメイチダイ。
名前に”鯛”と付きますが、本流の真鯛の仲間ではなくフエフキダイ科に属します。
メイチダイを特徴付けるものは、名前の由来にもなっている”目”と下あごの歯です。下処理の途中で、鋭い犬歯のような歯に指が当たり少し出血してしまいました(^-^;
なかなか美しい魚体です。
横に数本の縞模様が走っていますね。成魚になるとこの縞模様が消えるようですので、比較的若い個体でしょう。
綺麗に並ぶウロコは比較的取りやすく、水洗いの作業はスムーズに進みました。
こちらがメイチダイの目です。
よく見ると、目の中まで縞帯が入っています。目を一文字に貫く帯状のラインが「目一鯛(めいちだい)」の名前の由来です。
メイチダイの他にも、活鯛の焼霜造り、鮭、栄螺、イクラなどを盛り付けます。
胸元に紅白花大根、周りには小波胡瓜、水玉胡瓜、唐草大根などを散らします。
大きな目ですね。
決して深海魚ではありませんが、クリッとした可愛い目をしています。
シュッと切れ込んだ尾びれ。
そこそこの速度で泳ぎそうな尾びれです。
南瓜と四角豆の錦玉羹。
断面が四角いという”四角豆”を入れてみました。味にクセが無く、デザートにも使えそうです。
胸鰭や腹鰭、尻鰭も鋭く尖っていて、盛り付けると格好いい!
今年は猛暑でしたが、さすがにお彼岸を迎え過ごしやすくなりました。メイチはちょうど今が食べ頃の魚です。市場やスーパーで見かけることがあったら、是非購入しておきましょう。