大神神社の白蛇の置物

大神神社の蛇神。

蛇は大神神社のシンボルであり、実際に石垣の隙間などからその姿を現すこともあります。スマホ時代とあってか、撮影しておられる方の姿をお見受け致しますが ”御法度” なのは言うまでもありません。

大神神社の蛇の置物

参集殿床の間の蛇の置物。

白蛇ですね。

やはり神様は純粋無垢を表す「白色」がベースになっているようです。春日大社の御祭神も白鹿に乗って奈良の地に入りましたよね。橿原市のおふさ観音の伝説にも白亀が登場します。

大神神社のTV取材!やりすぎコージー
平城遷都1300年祭が催された2010年度。聖地巡礼の旅がクローズアップされる中、大神神社の人気も高まりました。三輪山をご神体とする大神神社。神秘的な三ツ鳥居や磐座信仰には、古代日本の秘められたエネルギーが感じられます。「大神神社」の4文字...

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蛇が化身の三輪山の神

三輪山伝説に語られる蛇の神。

崇神紀に見られる妻・倭迹迹日百襲姫命の櫛笥に入っていたのは蛇でした。三輪山の神が蛇の姿に化けていたわけですが、見ないでくれと言われても、つい見てしまった気持ちも分からないではありません(笑)

大神神社参集殿

参集殿から拝殿の方を見ます。

三輪山の大国魂神は蛇が化身なのです。

今も拝殿前の巳の神杉には、卵と酒が供えられています。

白い万両

おんぱら祭のお祓い提灯献燈の案内。

一口七千円と壱万円に分かれているようですね。掲示案内の手前に飾られているのは万両でしょうか?

白い万両

白実の万両。

葉っぱの形から察するに、紅白の万両だと思われます。

大神神社参集殿と祈祷殿

参集殿回廊から祈祷殿の方を望みます。

この記事を書いている最中に、大神神社の披露宴が一件決まりました。先日、下見見学にお越し頂いたお客様からのご報告で、日取りが11月22日に決まったとのご報告でした。いい夫婦の日ですね。改めましておめでとうございます!

ピンク色のランドセル守

巳の神杉とランドセル守。

先日のTV放映で、桜井市内に老舗のランドセル製作会社があることを知りました。少子化社会ではありますが、一人のお子様にかける愛情は深まっているようです。6年間使用するランドセルです。少々値は張っても、本格的なランドセルを求める人の数は増える一方なのでしょう。

床の間のさざれ石

参集殿の床の間にはさざれ石も奉納されていました。

国歌にも歌われるさざれ石ですが、大神神社の昭和の間前にさざれ石があることをご存知の方は少ないのではないでしょうか。普段の参拝において、大礼記念館、昭和の間、社務所などを訪れる機会はあまりないですからね。

大神神社の御守

御神紋の三本杉がデザインされています。

昨今では、海外セレブの間でランドセルファッションが人気のようです。両手が塞がらないランドセルは機能的にも優れているのでしょう。

お守りと巳の神杉

巳の神杉の周りにはおみくじが結ばれています。

まるでクルクル回る竹トンボのようです(笑)

大神神社の献灯

お守り授与所の献燈。

毎年7月末のおんぱら祭シーズンには、綱越神社の境内でも黄色い献燈をよく見かけます。

夏越の大祓に続くおんぱら祭は、大神神社恒例の夏のお祓い行事です。昔の人も現代人同様、夏バテには悩まされたのでしょう。心身の不調をきたしやすい時期に先立ち、清めの儀式が執り行われます。綱越神社例祭における神馬曳きもお祓いの一つとされます。

大神神社おんだ祭の写真

こちらは拝殿内のおんだ祭の様子ですね。

五穀豊穣を祈願するイベントで、毎年2月に催されています。

滑稽な所作を見ながら、きっと蛇神様もほくそ笑んでおられることでしょう。

大神神社のランドセル守

ここに白蛇のアクセサリーが付いていたら、なお目を引くのではないでしょうか。

あまり茶化してはいけない存在なのかもしれませんが、その線引きが気になるところです。まぁ、ささゆりぐらいなら許してもらえるでしょう。

床の間の蛇の置物の近くには、菊花石も奉納されていました。

菊花の文様が浮かび上がる不思議な石ですが、三輪坐恵比須神社でも拝見したことを思い出します。天皇家にも通じる菊花に三輪山を象徴する蛇に出会い、有難いご縁を頂いた一日となりました。

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