毎年のことですが、10月は婚礼の多い一ヶ月となります。
暑くもなく寒くもなく、ちょうど良い気候の秋に結婚式を挙げるカップルは数多くいらっしゃいます。その中でも10月は突出してお問合せの件数が多い月柄となります。なぜでしょうか?大神神社の挙式に関して言えば、11月になると諸行事や七五三で忙しくなるため、どうしても前倒しになるという話をよく聞きます。
挙式後の披露宴会場・料理旅館大正楼の大広間。
本日は司会者の方がご来館予定です。
昨今はプロの司会者を付けないで披露宴を催される方も多くなりました。しかしながらやはり、司会の方がいらっしゃると安心です。会食の進行において頭を悩ませることもありません。事前に打ち合わせをして当日を迎えることになります。
秋の食材を使った婚礼料理でおもてなし
当館の婚礼料理は松竹梅の3コースからお選び頂いております。
ご予算は松プラン12,000円、竹プラン10,000円、梅プラン8,000円(全て税抜価格)です。ここに消費税と10%の奉仕料が掛かりますが、会場使用料は無料です。利用時間の制限も特に設けておりません。
安納芋のパンナコッタ。
無花果とブルーベリーを添えてお出し致します。
ねっとりクリーミーな食感が持ち味の安納芋。ゆっくりと時間をかけて加熱し、素材の持つ甘味を引き出します。糖度が高い割にカロリーの低い安納芋は、健康コンシャスなダイエット食材と言えるかもしれません。
比較的栽培の難しい品種だと聞きます。秋といえば薩摩芋、その薩摩芋の中でも人気の高い安納芋を心ゆくまでご堪能下さい。
柿とほうれん草の白和え。
豆腐、クルミ、胡麻をベースに白和えの生地を作っています。本当に胡麻はどんな食材にも合います。「ごまかす」とはよく言ったものですね(笑)
披露宴会場の入口にウェルカムボード代わりの座席表を掲げます。
今回のお客様には前泊もして頂きました。前夜のご夕食にはシメジ、エノキ茸、エリンギ、椎茸、マイタケなどのキノコ類をたっぷり使ったキノコスープやホイル焼きなどもお楽しみ頂きました。
秋から冬にかけて旬を迎える伊勢海老。
秋口からは本当に様々な食材が美味しくなります。
1日に3組の披露宴、並びに食事会が重なった日もありましたが、さすがに当日は目まぐるしい一日となります。仕込みに掛かる時間も並大抵ではなく、相当の覚悟を持って臨む決戦の日となります。
充実していると感じる瞬間ではありますが、当の本人にとってはそれどころではありません(笑) あっという間に一日が過ぎ去り、16~7時間厨房に立ちっぱなしということも度々あります。
幸せのお手伝いをさせて頂いている。そのことだけで、感謝の気持ちで一杯になります。
鶏肉の酒粕漬け。
鶏もも肉を一昼夜、酒粕や味噌を混ぜた糠床に漬け込みます。それをオーブンで焼いて供します。深い味わいのジューシーな鶏肉は絶品です。
こちらは大和肉鶏の古代米サラダ。
つるむらさきをS字に飾って盛り付けます。宇陀産の黒枝豆や玉蜀黍の甘味と共に頂きます。
当館大正楼では、ご両親贈呈用の花束なども承っております。
披露宴のフィナーレに、感謝の言葉と共に花を贈られるカップルが数多くいらっしゃいます。会食が終わって「はいお開き」ではなく、やはりそこはきちんと締めたいものですよね。花嫁の手紙を読まれるのも良し、ご両親に記念品を贈られるのも良し、最後はしっかりと感謝の気持ちを形にして終えるように致しましょう。
大神神社は酒の神様でもあります。
一升瓶にオリジナルデザインを施してご両親にプレゼントされる方もいらっしゃいます。日本酒の名入れ彫刻ボトルは当館でも人気を呼んでいます。
アワビの酒蒸し。
婚礼料理には定番の一品です。松竹梅の全てのプランにおいて鮑の酒蒸しは付いて参ります。
10月は神無月と申します。
全国の神様が出雲の地に集まるため、出雲では神在月と呼ばれているそうです。そうすると、10月の大神神社には神様がいらっしゃらないのか?と素朴な疑問を抱くわけですが、どうぞご安心下さい。出雲に移動されるのは御分霊であって、本の御霊は元の場所に鎮まっておられます。
挙式ラッシュの10月はまだまだ続きます。
ハロウィンの31日まで、気の抜けない日々が続いていくことになります。