矢田寺の八重額あじさい

あじさい寺として知られる奈良の矢田寺。

境内を訪れてみると、八重額紫陽花(ヤエガクアジサイ)がちょうど見頃を迎えていました。

八重額紫陽花

矢田寺の八重額あじさい。

多種多様な紫陽花が参拝客の目を楽しませている矢田寺。

紫陽花の矢田寺!集まる地蔵石仏
あじさいの名所と言えば、奈良の矢田寺。日本最古と伝わる延命地蔵菩薩を安置する矢田山金剛山寺をご案内します。矢田寺本堂とあじさい。奈良県下では久米寺や長谷寺もあじさいの名所として知られますが、やはりここ矢田寺のあじさいは圧巻です。

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額縁を思わせる装飾花!梅雨の晴れ間の矢田寺参詣

そんな中でも私の目を釘付けにしたのが、まるで宇宙遊泳を思わせる出で立ちの八重額あじさいでした。

額紫陽花とは中心部の珊瑚のような形状をした両性花と、外周部の装飾花(鄂片)と呼ばれる中性花から成る紫陽花のことです。どこか衛星にも似た「サテライト紫陽花」と言ったところでしょうか。

矢田寺の八重額あじさい

額紫陽花の中心部を形成する両性花は、まるでパチパチと火花を散らす線香花火のようにも見えます。

外周部の装飾花だけが花を開かせることから、その姿がどこか額縁を思わせます。額あじさいの名前の由来にもなっています。

矢田寺の額あじさい

こちらも額あじさいですね。

梅雨の合間の晴れ間に紫陽花を観賞する。6月ならではの贅沢ですね。強い日差しを遮るために、日傘を手にした参拝客を多く見掛けました。

矢田寺へんろ道に開花する紫陽花

本堂裏手の矢田寺へんろ道にも、数多くの紫陽花が花を咲かせていました。

うずあじさいも印象的でしたが、八重額あじさいの何とも言えない浮遊感。心なしか高い湿度を和らげてくれるような気がしました。

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