東大寺はやっぱり分かりやすい!
これに尽きるような気がします。
線香台の向こう側に見える東大寺大仏殿。
東大寺のスケールの大きさに関しては、今さら言うまでもありません。
奈良といえば、東大寺と法隆寺。この2つのお寺が最も観光客を集めるお寺ではないかと思われますが、その分かりやすさから言えば東大寺の右に出るお寺はありません。
外国人観光客に人気の東大寺大仏
Oh, my God !
知り合いの外国人を奈良観光に連れ出した際、お決まりのコースとして東大寺大仏殿を訪れました。大仏殿の入口から大仏様を見上げるや否や、驚きと感嘆の声が漏れます。
東大寺の大仏。
巨大な仏像を前にして、ただただ口を開けてポカンとしてしまう瞬間(笑)
実に分かりやすいですね。
南大門の仁王像。
スケールの大きさに関しては東大寺南大門から既に伏線は張られているはずなのですが、やはり本丸の大仏様を目の当たりにすると、誰しも感動を覚えずにはいられません。
間違いなく世界に通用する“日本の宝”です。
世界最古の木造建築を誇る法隆寺もすごいのですが、どうもシンプルな感動には直結しにくいようです。法隆寺を語るには、ちょっとした蘊蓄も必要になるのでしょう。
世界最大の木造建築物として知られる東大寺大仏殿。
しかしながら、東大寺にそんなモノは必要ありません。
桜の名所も近くにある東大寺
東大寺境内にも桜は咲きますが、何と言っても氷室神社の桜がおすすめです。
春の東大寺参詣の際には、是非とも訪れておきたい場所です。
氷室神社のしだれ桜。
東大寺駐車場の手前に鎮座する氷室神社。奈良の一番桜として、毎年注目を集める桜の名所です。
圧倒的な威容を誇る東大寺に、日本の美を感じさせる桜・・・この対比がまたいいですね。
東大寺ミュージアム前に展示される大仏様の手。
大きなものを見てみたい。この思いは今も昔も変わらないようです。
東京では世界一の高さを誇るスカイツリーが注目を集めているようですが、ここ東大寺でも、かつてはノッポな七重塔がそびえ立っていました。
分かりやすい魅力。
誰の目にも明らかな分かりやすさは、観光の目玉たり得る条件の一つになることは間違いなさそうです。