飛鳥を散策していたら、ジギタリスの花に出会いました(2010年10月)。
ゴマノハグサ科のジギタリス。
小さいベルのような花が縦に並んでいますね。ジギタリスの別名がまた面白いんです(笑)
花言葉は熱愛!ジギタリスは夏の花
きつねのてぶくろ。
そう、狐の手袋です。
ジギタリスの向こう側に見えるのは甘樫丘。
英名は ”きつねのてぶくろ” そのままに、foxglove と言います。
花の内側にある濃紫色の斑点がジギタリスの特徴で、原産地のヨーロッパ方面では毒のある印として妖精が付けた指跡だと言い伝えられます。
ジギタリスにはジギトキシン、ジギタリンなどの配合体が含まれており、強心利尿薬としての効能があります。
その半面、使い方を誤ると不整脈を起こして死に至ることもあります。
とっても危険な花なんですね。
美しいものには毒がある、ということでしょうか。
飛鳥寺の境内には芙蓉の花が咲いていました。
今日も日本最古の仏像である飛鳥大仏を拝観する人たちで賑わっていました。
飛鳥名物のヒガンバナ。
向こう側に見えるのは、大和三山の香久山です。
昨年の9月に甘樫丘を訪れた時、コキアの群生に出会いました。飛鳥エリアは自然がいっぱいで、歩いているだけで心が癒されますね。
飛鳥寺前の民家の軒先で芋茎(ずいき)が干されていました。
旅先でこういった生活風景に出会うと、なんだかホッとしますよね。
再びジギタリスと甘樫丘。
ジギタリスの花言葉は「熱愛」だそうです。
花期は6~8月で夏の花とされますが、今年は猛暑の続きということなのでしょうか。秋の訪れが感じられる今頃になってもまだ花を咲かせていました。