天理市丹波市町に鎮座する市座神社。
その境内に青石橋はあります。
市座神社の青石橋。
右側に二つの穴が空いています。
漏斗のように空けられた穴!青石橋の歴史
この不思議な石造物の用途は何だったのでしょう。
市座神社より100mほど北側の布留川南流、そこに橋として架けられていたようです。青石橋の二つの穴は、運搬時に綱を通すために空けられたのではないかと伝わります。
裏側に回って見ると、こんな感じです。
地元の人の間では、馬が踏みぬいた跡ではないかとも言われています。
実はこの青石橋の穴、穴の空け方に特徴があるのです。
前から穴を見てみると、こんな感じです。
まぁ、普通に空けられた穴ってところです。
後ろに回って同じ穴を見てみると、こんな感じ。
穴が大きくなっている!
突き抜けるほどに狭くなっています。ちょうど漏斗の形を連想させます。古墳時代の石や玉によく見られる穴の通し方らしいです。青石橋の穴・・・これぞまさしく奈良観光の穴場ですね(笑)