アップロードする棚卸資産

新型コロナウィルスの感染拡大で外出自粛が続く中、様々な思いが交錯します。

ほとぼりが冷めるのを待つだけでは無駄な時間を過ごすことになります。普段は忙しくて目の行き届かなかったところに注意が向きます。飲食店であれば、棚の奥に眠っていたお皿やお椀に新たな発見があるでしょう。

料理旅館大正楼の器

この鉢皿も久しぶりに取り出してみました。

大人数の宴会などでは、どうしても数の揃ったお皿を使いがちです。10点に満たない商品は、自然と棚の奥に収納されることになります。そうこうしている内に、こんなお皿あったっけ?ということになります(笑)

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吟味して再評価!アフターコロナに向けての下準備

コンビニなどでも、棚卸作業は日常茶飯事です。

売れ行きの良くない商品は棚落ちしていきます。来店客の目線を意識し、店内には導線が張り巡らされます。売れ行き好調の人気商品は、目線の高さに置かれることになるでしょう。

料理旅館大正楼の漆器

有り余る時間を利用しての再評価。

忘れかけていた手持ちの商品を蘇らせます。

価値に気付いてもらったモノたちは嬉しいはずです。潜在能力をいかんなく発揮できる場所を再度付与されれば、おのずと輝きを取り戻すことでしょう。

ブリコラージュ!寄せ集めの再編作業
今あるものを活かしていく。観光業界などでもよく言われることです。新たな箱モノを造るのではなく、既にある観光資源を上手く組合せながら再編成していく。新たな価値を生み出すのに、潤沢な資金は必要ないのかもしれません。大正楼客室の額縁絵画。ブリコラ...

有り合わせのモノで再編集する作業をブリコラージュと言います。

日の目を見ずに、棚の奥に眠るお宝を誰しも持っているのではないでしょうか。

魚の器

常に最新の状態に保っておく。

在庫管理においても重要なポイントですね。

宝の持ち腐れだけは避けねばなりません。将来に渡って不要なものは思い切って捨てるのも一つの方法です。資産の断捨離は気持ちの上でもスッキリします。

おしぼり入れ

新しいものを採り入れるためには、まずは自らを空っぽにしておく必要があります。

ごちゃごちゃ手持ちが多いと、なかなか新鮮な空気が入ってきません。コロナ対策として換気の重要性が説かれていますが、様々な方面にも応用が利く考え方です。

輪島塗椀

仏教だってアップロードするのです。

旧態依然としていては、時代に置いて行かれます。

伝統を守りながらも、新たなものを躊躇なく採り入れる。そうやって新陳代謝を高めながら進んで行きたいですね。

「転石苔生さず」と申します。転がり続けている限り、悪いものは付いてこないのです。ローリングストーンズで居続けることは容易ではありません。柔軟な頭をキープし続けながら、大変な時代を乗り切って行きたいと思います。

料理旅館大正楼の器

選び直しが迫られています。

コロナショックにより、あらゆる業界が激震の真っ只中です。

今までの価値観にこだわるよりも、先を見据えた頭の切り替えが必要です。まずは身近なところから取捨選択し、どこに焦点を当てていくのか考えていきたいと思います。もちろん、これからの時代も選択と集中は大切なキーワードです。

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