令和8年の午年を控える石上神宮。
なら歴史芸術文化村で昼食を済ませ、神話の息づく石上神宮へお参りして来ました。ちょうど12月8日のお火焚祭の後で、境内には焚かれた跡が残っていました。

石上神宮の神鶏と黄葉。
紅葉シーズンのピーク時は外出もままならなかったのですが、ここへ来て時間に余裕が生じました。身を屈めるほどの寒さのためか、いつもの元気な鶏の鳴き声は聞かれません。余計なエネルギー消費をためらっているのかもしれませんね(^O^)

願いを焚き上げる石上神宮恒例行事
石上神宮のお火焚祭は、この一年間に納められた願掛け絵馬や祈願串が焚き上げられる神事です。
古くなったものを一旦処分する。常若の精神を大切にする神道ならではですね。各家庭における年末大掃除にも似ています。新しいものを迎え入れるためには、古いものを捨て去ることが肝要です。有り難い年神さまも、ゴチャゴチャと乱雑な所には行きたくないでしょう。

おそらくお火焚祭の痕跡かと思われます。
新たな願い事を胸に、今年一年を振り返ります。

布留社と刻む竿。
川の上流から流れてきた剣が、すっぽりと白い布の中に収まったという伝説。布留の地名に由来するお話は、とても興味を引きます。

拝殿横に奉納中の絵馬。
干支の午年にちなんだものではありませんが、艶やかに飾られた神馬が絵馬の歴史を物語ります。

天理中学方面から石上神宮へ通じる道中。
右手に保昌塚古墳、都祁山口神社が見えます。手前の墳丘が円墳の保昌塚、その左向こうに見えるのが都祁山口神社の社叢です。


なら歴史芸術文化村の交流にぎわい棟。
二階の通路から四天王像を見下ろします。

石上神宮の石垣。
整然と並ぶこの石垣、石上神宮へお詣りに来たんだなぁと思わせます。

お火焚祭の跡が残る傍に丸太が置かれていました。
祭事の残りでしょうか。

石燈籠にちょこんと。
干支の置物は、各地の寺社で定番です。

これは石上神宮の神宝・七支刀ですね。
言わずと知れた国宝ですが、毎月1日限定で授与される七支刀の白いお守りはおすすめです。私も購入したことがあり、大変心強く思ったものです。


石上神宮の駐車場。
数か所用意されていますが、こちらが一番上手の駐車場です。

石上神宮道中にある天理高校軟式野球部北池グラウンド。
卒業生一同の言葉が胸を打ちます。
「一手一つ」・・・捉え方は様々でしょうが、何か訴えかけてくるものがあります。どんな状況に置かれても、とにかく今出来ることを一手打つ。そのことで開けてくる道はあるはずです。過去を憂い、未来を心配する暇があるなら、まずは小さな一手から始めましょう。

