JTBパブリッシングの雑誌「ノジュール」に当館大正楼をご紹介頂きました。
2015年2月号の54ページに「いつか泊まってみたい懐かし宿」と題し、旅行ライターの方に写真入りでご案内頂いています。50代からの旅と暮らし発見マガジンと題するノジュールは、めでたく創刊100号記念号を発刊致しました。
ノジュール2月号と大正楼中庭。
暦の上では大寒を過ぎ、1月も終わりを迎えようとする寒い昼下がり。玄関口の郵便ポストを覗くと、ノジュールと題する雑誌が投函されていました。数日前に今回掲載の記事案内をファックスで受信し、その中身を確認していました。JTBパブリッシングさんから記事掲載のご依頼を頂き、快く承諾したばかりだったので雑誌が届くのを心待ちにしていました。
ノジュールの意味
雑誌名のノジュールは何を意味する言葉なのでしょうか?
英和辞典を紐解くと、nodule は名詞で小さな瘤(こぶ)、節と出ています。鉱物などの小さな塊も nodule と言われているようです。お届け頂いた雑誌ノジュールの目次欄にも、写真付きでノジュールの説明書きがありました。
以下に引用させて頂きます。
ノジュールとは鉱物学の専門用語で、硬くて丸い石球のこと。球の中心にアンモナイトや三葉虫の化石など ”宝物” が入っていることがあります。
団塊の世代の語源にもなったノジュールという言葉。
団塊の世代とは第二次世界大戦後のベビーブーム世代のことを言います。昭和22年生まれから26年生まれ頃までの世代を表す言葉として用いられています。人口ピラミッドを見れば、その膨らみが突出している世代です。定年を迎えた団塊の世代が、今までの歩みを振り返りながら旅や暮らしをエンジョイする目的で作られた雑誌であることがうかがえます。
大正楼のノジュール掲載記事。
「自慢の料理は地元食材満載 大神神社御用達の宿」 と紹介されています。
実際に当館にご宿泊頂き、その感想を交えながらの今回の記事掲載となりました。お泊り頂いている時は、まさかトラベルライターの方だとは全く気付いておりませんでした。こういうパターンもあるのですね(笑)
雑誌ノジュールに写真付きで案内される石の塊。
堆積岩中に見られる、周囲とは成分の異なる塊をノジュールと言います。人口分布図を頭に思い描けば、各世代が積み重なって一つの図形が出来上がっていることが分かります。上下からグニュッと押し潰されたように横に広がる団塊の世代。
そこには思いもよらない宝物が秘められているのかもしれません。
マーケティング的見地からも、ノジュール(団塊の世代)を追い掛ければそれなりの成果が上がるのも分かるような気が致します。
ノジュール2月号には、1日1万円の旅の特集が組まれています。
日帰りモデルプランとしては、泉麻人が行く路線バスの旅や神戸ミュージアムロード散歩などの記事が紹介されています。
JTBパブリッシングさんからの挨拶状が入っていました。
地産池消を意識した取り組みは全国各地で見られますが、当館でも大和肉鶏、大和まな、古代米、飛鳥の蘇、三輪そうめん等の地元食材を積極的に取り入れています。
ベビーブームはどこへやら、晩婚化は益々進み、一生結婚をしないという選択肢も出てきた昨今、ノジュールに隠された宝物に次世代へのヒントが詰まっているのかもしれません。