菅原道真ゆかりの菅原天満宮をご案内致します。
菅原道真生誕の地とも伝わる奈良市菅原町。菅家発祥の地に菅原天満宮(菅原神社)は佇みます。
境内には牛の石像があちこちに見られます。
牛に乗って大宰府に流された・・・道真の左遷話はあまりにも有名ですが、その故事にちなんで牛の像が出迎えてくれました。
盆梅展の大輪緑萼@菅原天満宮
大輪緑萼(タイリンリョクガク)という梅の品種があります。 枝や萼の部分が緑色をした梅で、菅原天満宮の盆梅展でも一際異彩を放っていました。それにしても、梅の種類の多さを改めて知る一日となりました。既に盆梅展は終了していますが、大輪緑萼にスポッ...
道真の怨霊を鎮める社!最寄り駅は近鉄大和西大寺駅
菅原道真と言えば牛。
道真と牛は切っても切れない関係で語られます。
”試みの大仏殿”で知られる喜光寺に程近い場所に、延喜式式内神社の菅原天満宮はあります。
菅原神社の「菅原の里盆梅展」は有名ですよね。
京都の北野天満宮も梅の名所として知られていますが、ここ奈良の菅原天満宮の境内にも、梅の木が植えられています。
菅原天満宮には菅家一系の三神が祀られています。
天穂日命(あめのほひのみこと)、野見宿禰、菅原道真が御祭神として祀られます。
野見宿禰といえば、相撲の始祖として知られる人物ですよね。菅原道真のご先祖様であったとは意外です。
学問の神様。
菅原道真といえば、文筆に優れた学問の神様というイメージがあります。菅原天満宮に於いても「奈良筆まつり」が催されており、古い筆を境内に持ち寄る人々で賑わいます。
筆まつりと菅原天満宮筆塚
古筆を焚き上げて、毛物の霊を供養する奈良筆まつり。 その舞台となるのが、日本最古の天満宮と称せられる菅原天満宮です。 物にも霊が宿ります。京都の安井金毘羅宮には櫛塚(久志塚)があり、古くなった櫛や簪が塚内に納められています。櫛や筆を供養する...
菅原町という地名ですが、近くを流れる秋篠川の川辺に菅(すげ)が生い茂っていたことに由来します。この辺りは湿地帯だったのですね。
受験シーズンになれば、合格祈願に訪れる参拝客も多く見受けられます。
一説によれば、全国各地に散らばる道真を祀る神社は、道真の怨霊を鎮めるために築かれた・・・とも伝えられます。真実のほどはどうなんでしょうね。
菅原天満宮へのアクセスは、近鉄大和西大寺駅を下車して南へ約800m、阪奈道路阪奈菅原バス停からすぐとなっています。