信楽焼の浴槽が大正楼にやって来ました!
昨年度の桧風呂改修に続き、今年度は信楽焼の浴槽を導入することになりました。信楽駅前に店舗を構える”本場の信楽焼専門店”から、重厚感ある二据えの浴槽を購入しました。
運び込まれる信楽焼の浴槽。
社長様直々にお越し頂き、搬入作業の指揮を執って頂きました。まずは大きいサイズの浴槽から玄関口へと入ります。
大神神社の婚礼をイメージした浴室改装
今回の浴室改装は大神神社の結婚式をイメージしています。
今まで浴室の壁に貼られていた”洋館ヨットのタイル絵”も卒業します。新たに三輪山伝説に基づく特大のタイル絵を嵌め込みます。完成は7月10日前後になる予定ですので、またその際はこちらのブログでご紹介致します。
玄関前を通過する浴槽。
丸い形状で、ロクロではなく「手ひねり」で成型されています。信楽焼の技術をそのままに、一つ一つ丁寧に作られています。この一桶だけで165kgの重量になります。段差や壁、柱に細心の注意を払いながらの搬入作業となりました。
浴室内に到着。
流れるような紋が入り、信楽焼ならではの質感が伝わってきます。
こちらの大きい方が新郎様をイメージした浴槽になります。かなりゆったりサイズで、大人3名様ぐらいまでなら入れそうです。
浴室の解体工事。
60年余りお世話になった瓢箪型浴槽ともお別れです。
後付けの浴槽も解体しました。
枠を囲い、ブロックを敷いて信楽焼製浴槽の到着を待ち受けます。
先ほどより一回り小さい、桜色の浴槽が入ってきました。
新婦様をイメージした浴槽ですね。小さいとは言え、こちらも120kgですから気は抜けません。
見納めになるタイル絵。
三輪山モチーフのタイル絵は、これよりもかなり大きいサイズになります。
脱衣場から浴室内に入ると、ド~ンと中央でお出迎えする格好です。三輪山を背景に、重要文化財の三ツ鳥居をはじめ、夫婦岩、おだまき杉、ささゆり、なでうさぎ、箸墓古墳等々が配されます。まだ完成していないので今から楽しみです。
転がしながらの搬入です。
丸い形を利用した、上手な運搬方法ですね。
細い廊下を通ります。
段ボールや発泡スチロール、毛布などを使って傷を付けないように運び込まれます。
脱衣場の洗面ボウルにも、浴槽に比する形で2台の信楽焼製が並ぶ予定です。
縁結びの神様でもある大神神社。
”三輪さん”には古代の神婚譚から連綿と受け継がれる包容力を感じます。少しでも長く三輪の地にご滞在頂きたい。そんな願いを込めた改修工事となりました。