万葉文化館に「持統天皇ゆかりの桜」が咲いていました。
694年の藤原京で知られる女帝ですが、万葉文化館の前庭にその名を冠する桜が植樹されています。
ゆかりの桜から万葉文化館を望みます。
突き出たエントランスが目印ですね。いつもあそこに、マスコットキャラクターのせんとくんが立っています。万葉文化館所蔵の万葉日本画は見所満載です。目の前に歌の風景が蘇り、万葉の世界へと誘われます。
万葉庭園のコデマリ
奈良県立万葉文化館のこでまりの花。 バラ科に属する小手鞠(こでまり)ですが、別名を鈴懸け(すずかけ)と言います。 万葉文化館に咲くこでまり。 4月から5月に掛けて開花するこでまりは、清楚で品格の感じられる花です。
飛鳥への里帰り植樹!春の花を愛でる万葉庭園
3月中旬過ぎに訪れた奈良県立万葉文化館。
毎年この時期になると、万葉庭園には早春の花が咲いています。今年は暖冬だったこともあり、各地で桜の開花も早まりそうですね。
万葉文化館の前壁。
この角度から見ると、システマティックな造形に触れることができます。
『持統天皇ゆかりの桜 飛鳥への里帰り植樹 平成24年3月11日』
10年ほど前に植えられたようです。
3月11日と言えば、東日本大震災の日ですね。年度を確認してみると、地震からちょうど一年の節目に植樹されているようです。何か意味がありそうな気がします。
万葉庭園の馬酔木。
あしび、或いはあせびとも言います。遥か古代から日本に咲いていた花ですね。
まだ蕾もたくさんあり、満開はまだ先のようでした。
ただ、この時期にこれだけ咲いているのを見ると、比較的早咲きの桜ではないでしょうか。
石のステージの前には、こぶしの花が咲いていました。
青空に真っ白な花がよく映えます。
エントランスから本館へと続く渡り廊下が見えます。
その下に広がるのは、飛鳥池工房遺跡です。
日本最古の貨幣とされる富本銭鋳造の痕跡が残ります。
ふらっと何の目的も無く訪れるのにちょうどいい場所ですね。万葉庭園の裏手へ出ると、飛鳥寺への近道が続いています。その足で3分ほどでしょうか、日本最古の寺院・飛鳥寺の山門が見えてきます。