コニファーの実。
白毫寺の石段を下り、春日大社の末社である赤乳神社へ向かう途中でコニファーの実を発見しました。コニファー(Conifer)とは針葉樹の総称のことですが、これはヒノキ科のコニファーでしょうか。
コニファーの実。
面白い形をしていますよね。
独特の突起物が見られ、その形状はまるで金平糖のようでもあります。ニョキニョキッという感じが、人の目を引き付けます。
散策途上のコニファーと中尾谷地蔵尊
自然と触れ合いながらのウォーキングはこの上なく楽しいものがあります。
一口に春日大社と言っても、かなり広い領域にわたるようです。
道中に佇む中尾谷地蔵尊。
この辺りにはたくさんのお地蔵さんが祀られていますが、地域の方々に見守られてきた歴史が感じられます。
白毫寺の石段。
毎年秋になると、石段の両側には萩の花が咲きます。
白毫寺は天智天皇の子である志貴皇子の別荘跡をお寺としたことに始まります。
東へ上っていく道の脇に、「観月の道」と書かれた案内札が掛かっていました。
春日大社から南方の、田畑に囲まれた静かなエリアが広がります。
高畑町エリアの観光名所として知られる不空院の蓮。
穴の中をよく見てみると、水が溜まっているのが分かります。蓮(はす)という言葉は、蜂巣(はちす)から蓮(はす)へと転訛していって生まれたそうです。じっくりと蓮を見れば見るほど、その理由が分かるような気も致します。
葉っぱを見たところ、一瞬ひのきの実かとも思ったのですが、ひのきの実はもっと茶色がかっていますよね。やはりコニファーの実とするのが妥当だと思われます。
赤いスタイをまとった中尾谷地蔵尊。
神社の狛犬と同じく、赤子を守る意味合いがあるのでしょうか。
のんびりとしたそぞろ歩きは続き、赤乳神社、白乳神社を経由して再び春日大社の懐へと入って行きます。