大神神社結婚式の食事会。
会場を彩る高砂装花の中に、モカラという名前の艶やかな花が活けられていました。会場装花の花々をまじまじ見ていると、時間の経つのも忘れそうです。
黄色い花がモカラ(mokara)です。
聞き慣れない名前の花ですが、品種的にはラン科に属しているようです。五弁花で唇弁を持ち、非常に花持ちのよいことで知られます。ハワイアンレイにも使用され、南国のイメージをその身に纏います。
気品ある美人を表すモカラ
結婚式当日の朝、いつもお世話になっている花屋さんが装花を届けて下さいました。
今回の高砂装花には初めて見るような花や実がたくさんありました。お花の業界内には「山賊さん」と呼ばれる方たちがいて、野や山に分け入って珍しい草木を採集しておられるようです。ご存知のように奈良は山に囲まれた立地です。山賊さんが活躍できるフィールドが用意されていると思われるのですが、都会に比べれば需要が少ないんでしょうね。
モカラに近づきます。
花びらに光沢が感じられますね。
このモカラは黄色ですが、ピンク、赤、紫、橙色とカラーバリエーションにも富んでいます。
人工生産による交配種のため、原産地や自生地は存在しません。
主にタイやマレーシアで生産されており、日本ではわずかに沖縄県で生産されるのみです。開花時期は7月から11月にかけてと言いますから、そろそろ見納めの時期に来ているようですね。
秋の深まりを感じる今日この頃。
モカラには「優美」という花言葉以外にも、「優雅」「気品」「美人」等々の意味が込められています。白無垢や色打掛に身を包み、優雅に振る舞う新婦様によくお似合いの花ではないでしょうか。
今回の高砂装花にはフウセントウワタもあったりして、見た目にも印象深いものでした。
そこへモカラが加わり、全体的にもグッと引き締まったイメージを与えています。
高砂装花や卓上装花をお選び頂く際、好きな花の名前や全体的な色合いをお聞きしています。全て隈なく希望通りとはいかぬまでも、概ねイメージ通りの装花をご注文頂くことが可能です。
結婚式の準備段階で当館大正楼に足をお運び頂ければ、会場装花の資料も閲覧可能となっております。大神神社をはじめ、石上神宮、橿原神宮、三輪恵比須神社、等彌神社等々で挙式をお考えの方は、是非一度料理旅館大正楼まで下見見学にお越し下さい。
婚礼受付窓口は、お電話番号 0744-42-6003 (22時まで受付)まで。皆様からのお問合せをお待ち申し上げております。