橘寺の五重塔跡。
五重塔の心礎が境内に残されています。
橘寺は聖徳太子生誕の地と伝えられます。
法隆寺にも五重塔があるように、橘寺にも五重塔があったんですね。
現存すれば、約38m余りの五重塔が建っていたことになります。
橘寺の前にある川原寺跡から見れば、少し小高い場所に橘寺はあります。そこに五重塔が建っているとすれば、存在感抜群の名所にもなっていたでしょうね。
橘寺聖倉殿特別公開で日羅立像拝観
橘寺の聖倉殿(しょうそうでん)特別公開に行って参りました。 聖倉殿(収蔵庫)の中に入るのは今回が初めてです。何でも初物は胸がときめくものです。聖倉殿の特別開扉は春と秋に1カ月間ずつ行われているようで、今回私は春の特別公開に足を運んで来ました...
そえ柱孔の見られる五重塔心礎
五重塔跡のガイド。
正門である東門から入ってすぐ左側にあります。
鐘楼の向こう側です。
それにしても珍しい形をした心礎ですよね。
角度を変えれば、ミッキーマウスのようにも見えてきます(笑)
直径90cm、深さ10cmの柱の入る孔。その円孔の三方に半円形の孔が掘られています。
この小さな孔は「そえ柱孔」であると言われています。
橘寺の鐘楼。
五重塔跡の横にあります。
1148年の雷火で五重塔は焼失したと伝えられます。
お釈迦様の遺骨を納めた塔。お寺の伽藍の中でも最も重要な位置を占める塔。
橘寺の往時の姿が偲ばれます。