石上神宮の桜を見物するために、車で一路天理市内へ向かいました。
石上神宮へ向かう途中で少し道を間違えてしまい、天理のキャンパス内へと紛れ込みました。その甲斐あってか、日本最大の前方後方墳とされる西山古墳を見学することができました。
天理中学校のすぐ北側、天理参考館の南500mほどの場所にある西山古墳。
桜井市から天理市にかけては全国有数の古墳密集地帯ということもあり、西山古墳という名前だけは何度も耳にしたことがありました。しかしながら、西山古墳を目にするのは今回が初めてでした。
国の史跡に指定される西山古墳
西山古墳は1927(昭和2)年に国の史跡に指定されています。
戦前から既に史跡指定を受けた古墳を目の前にします。墳丘には樹木が生えておらず、裸同然の分かりやすい古墳のように思えます。
古墳の前に案内板がありました。
杣之内(そまのうち)古墳群の中でも、盟主墓的な前方後方墳であると案内されています。西山古墳の全長は約183m、古墳時代前期の築造とされます。杣之内の地名由来は天理高校の記事でもご紹介していますが、西山古墳の住所も杣之内に当たります。
西山古墳の墳丘をよく見てみると、頂上へと続く道が付けられています。
今回は時間が無かったので登りませんでしたが、次回は上からの風景も撮影してみようと思います。西山古墳は草木に覆われていないことからも、おそらく全体の墳丘像が明らかに分かるのではないかと推測できます。
石上神宮へ向かう途中、箸墓古墳へ寄り道(笑)
巨大な前方後円墳を背景に桜を撮影してみました。
国道169号線から東へ取り、しばらく進んで行くと小さな交差点があります。そこの赤信号で一旦停車を余儀なくされます。真正面には夜都伎神社の鳥居が視界に入ります。
山の辺の道のルートを歩いていたら、この鳥居には出会えません。
車で移動する時の特権ですね。
西山古墳の横には、馬術の練習場らしきエリアが広がります。
どうやら天理大学馬術部の西山古墳横馬場のようです。
こちらの建物は天理高校西山校舎でしょうか。
歴史を感じさせる木造建築物ですね。
西山古墳の風景によく溶け込んでいます。