先勝(さきかち)の午前中に挙げる結婚式は吉とされます。
暦に描かれる注釈の一つとして知られる大安、仏滅などの六曜(ろくよう)。
あまり気にしない方もいらっしゃいますが、一生に一度の結婚式の日ともなれば、さすがに事前に縁起の良い暦を選ぶ方も多いようです。
大正楼中庭での結婚式ロケーション撮影。
結婚式の日取りには、午前も午後も関係なく吉とされる大安を選ぶ方が断然多く見受けられます。
お日柄も宜しく~日取りの決定!六曜の謎
簡単に六曜の見方をご案内しておきます。
大安の他の吉日が気になりますよね。友引、先勝、先負がそれに続きますが、友引は正午のみが凶、先勝は午前が吉、先負は午後が吉とされます。
六曜の中でも、赤口(しゃっこう)と仏滅は慶事には避けた方が良いとされます。
結婚式のお日柄に関しては科学的根拠に乏しいため、全く意に介しない人が多いのも事実です。大神神社や橿原神宮の結婚披露宴をお取り扱いさせて頂いている当館でも、仏滅に結婚式を挙げるカップルの方々も数多く見られます。
披露宴会場の手前に設営されるウェルカムボード。
列席者の方々をお出迎えするウェルカムボードに、前撮り写真をご利用になられる方々も増えて参りました。自分たちの思い入れを形にできるウェルカムボードは、新郎新婦様のオリジナリティが光ります。
六曜も表裏一体と申しますか、何が正しいのやら分からないことが多いですよね。
友引(ともびき)は通夜や葬式には良くない日とされますが、結納や結婚式にはむしろ歓迎されます。
お祝い事は午前中がいいからと、先勝を選択される方も数多くいらっしゃいます。
ところが、日取りを決めるまでは良かったものの、結婚式場を予約しようと思ったら、午前中が予約で埋まっていてやむなく午後からの挙式になったとうケースも考えられます。午後からの挙式なら、先負の日に変更しようと思ってみても、今からでは諸事情で難しい。なんてことはよくあるのではないでしょうか(笑)
要はあまり気にしないことが肝要なのかもしれません。
気の持ちようでいかようにでもなります。
古代米の如意巻き。
先勝には読み方が幾つかあって、「さきかち」の他にも、「せんかち」「せんしょう」と読むこともあります。言葉のニュアンスからか、なんとなく先負よりも縁起が良さそうな気がしないでもありません。午前か午後かの違いだけで、どちらも同じことなんですけどね。
お日柄も宜しく、というお馴染みの口上は晴天の下で発せられたいものです。