魔が去る(猿)ゲン担ぎ!奈良町散歩

奈良町を歩いていると、おなじみの光景が展開していきます。

屋根の上や軒先にぶら下がった庚申さんの身代わり猿。

庚申さんの身代わり猿

庚申さんの身代わり猿。

庚申さんのお使いである猿が模られています。

災難が家の中に入ってこないようにとのおまじないです。魔除けの意味が込められているわけですが、魔が去る(猿)・災難が去る(猿)に通じたゲン担ぎですね。

奈良町の身代わり猿
奈良町庚申堂の名物身代わり猿。 病気や災難などを”身代わりに”請け負ってくれるお守りなのだそうです。 この身代わり猿を見ていて、いつも思うことなんですが・・・京都の八坂庚申堂の「くくり猿」との違いは一体何なのでしょうね?似て非なるものなので...

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反り返る身代わり猿

数ある身代わり猿の中でも、一際目立つものがありました。

こういうのを見つけると面白いですね。

庚申さんの身代わり猿

両手両足をキュッと丸めたかわいらしい姿(^v^)

なんだか背筋の強そうな身代わり猿です。まるで新体操の選手を思わせます。身動きを封じられた姿を表しているようで、京都八坂庚申堂の「くくり猿」にも通じています。

そう言えば、京都御所の鬼門に当たる北東地点にも、おまじないの猿が居ますよね。

通称「猿が辻(さるがつじ)」と呼ばれる場所に、御幣を持った猿が鎮座しています。魔除けの大役を猿が果たしてくれる構図は京都も奈良も変わりないようです。

病気も猿が身代わりに受けてくれるとか・・・何とも有難い”庚申さんの身代わり猿”のご案内でした。

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