温室ガス削減問題は、喫緊の課題として私たちの目の前に立ちはだかります。
1990年から2020年までの30年間の間に、温室ガスの25%カットを目標に動いている日本。二酸化炭素を吸収してくれる「森林管理」で減らすことのできる分が、その内の2.9%であることが調査によって判明しています。
大和は山処(やまと)に通じる
ご存知のように奈良県内には、吉野エリアをはじめとする広大な森林地帯があります。大和は山のある処とも言われます。
少しでも未来へ向けて、森林資源を守っていきたいものです。
地球温暖化防止森林吸収源10ヵ年対策が打ち出されています。
地球の平均気温は21世紀末までに最大5.8℃上昇することが予測されています。
南極の氷が溶けてしまうのも頷けます。
イタリアのベネチアなど、観光地への影響も懸念されています。
地球温暖化の対応策として、森林の果たす役割には大きなものがあります。
ご存知のように森林には、温室効果ガスである二酸化炭素を吸収したり、貯蔵したりする役割があります。
人には出来ない離れ業なわけです。
森林吸収量の算定方法には様々な議論がなされることでしょう。
森林吸収分が2.9%という調査結果も、ごく最近になって出された数字です。
「森林吸収インベントリ情報整備事業」なんていう事業も進められているようです。
農林水産省が平成14年12月に策定した「地球温暖化防止森林吸収源10ヵ年対策」。
10年の期間に渡り、森林の整備・保全、木材・木質バイオマス利用等について、国・地方を通じた取り組みが推進されています。
一国民の目からも、森林吸収源対策を見守っていきたいですね。