国宝の阿修羅像が帰って来ますね。
興福寺の仮金堂に於いて、「国宝 阿修羅展」帰山記念が催されます。
「興福寺国宝特別公開2009 宣伝物」と題する封筒が送られて来ました。
発送依頼者は大本山興福寺と記されています。
開封してみると、中には阿修羅立像の写し出された大きなポスターが入っていました。
「お堂でみる阿修羅」と題する宣伝用のフライヤーも束になって入っています。
アシュラーという新語まで生み出した今年の阿修羅ブーム。
阿修羅様がいよいよ興福寺にご帰還なさいます。
普段は国宝館でしか見ることができませんでしたが、今回はお堂(仮金堂)の中で拝ませて頂くことができます。
興福寺国宝特別公開『阿修羅 天平乾漆群像展』
毎年恒例の興福寺国宝特別公開。 内覧会用のチケットを興福寺さんから頂いていたのですが、そのタイミングでは出向くことが出来ず、遅ればせながら5月初旬に訪れることとなりました。阿修羅像をはじめとする八部衆像、十大弟子像、金剛力士像、天燈鬼・龍燈...
公開を待つ阿修羅像
興福寺仮金堂は、国宝特別公開を控えまだ工事中のようです。
興福寺仮金堂。
講堂跡に建立された昭和の仮金堂。平成27年には仮金堂の南側に中金堂が復興される予定です。
仮金堂はその中金堂が完成するまでの間、興福寺の金堂としての役目を担います。
普段は国宝館に展示されている阿修羅立像をはじめとする八部衆・十大弟子像の現存する天平乾漆像の全てが仮金堂に安置されます。
またとない機会ですね。
興福寺北円堂。
国宝の北円堂も特別開扉されます。
運慶一門による本尊の弥勒如来坐像や無著・世親菩薩立像など、鎌倉彫刻最高峰の名品が一堂にそろう北円堂内陣・・・そこに初の本格的な照明デザインが取り入れられます。
これは見逃せません。
日本史の教科書でしか見たことのない無著菩薩立像と世親菩薩立像。
特別照明によって、どのように今の時代に蘇るのでしょうか。
興福寺国宝特別公開の期間は、10/17(土)~11/23(月・祝)となっています。
招待券を頂きましたので、会期中には是非足を運んでみたいと思います。
<阿修羅像の関連情報>