桜井市立図書館へおでかけついでに、図書館の前に鎮座する等彌神社へご参拝。
紅葉シーズンには数多くの観光客で賑わう境内ですが、訪れた時は特にイベント事も無くひっそりと静まり返っていました。
社務所の入口に「やたがらすストラップ」なるものが販売されていました。
等彌神社といえば、境内から出土したヤタガラスの神像で知られます。
そのヤタガラスを模したストラップのようですね。奈良県宇陀市内にも、サッカーボールをヘディングする八咫烏神社が鎮まりますが、奈良県内には八咫烏にまつわるスピリチュアルな場所か幾つか見られます。
八咫烏の勝ち運手拭い!神像モチーフのお土産
当館大正楼から等彌神社へのアクセスはお車で10分弱。
国道169号線を南下し、谷の交差点で国道165号線を東へ進みます。程なく右手にコンビニが見えて参りますので、そこを右折して1~2分で等彌神社の杜に到着します。
聖林寺や談山神社へ続く多武峯街道沿いに位置する等彌神社。
旅行ガイドブックなどではあまり馴染みのない神社ですが、神武天皇ゆかりの由緒ある神社として地元の人を中心に崇拝されています。
図書館の近くという立地条件もいいですよね。
桜井市にまつわる蔵書がたくさん集められた図書館ですから、等彌神社関連の知識を得るには最適の場所ではないでしょうか。分からないことや確かめたいことがあったら、すぐ目の前の境内に足を運ぶことができます。コアな歴史ファンには、等彌神社の参拝方法としておすすめしたいところです。
こちらは勝ち運手ぬぐいですね。
やたがらすとも宇宙人とも言われる神像。
顔を見ると猿のようでもあり、頭部を見ると筆の先のようでもあります(笑)
本当に不思議な霊力を感じさせます。
談山神社の見どころは紅葉と藤原鎌足です。聖林寺なら千両・万両・南天と十一面観音、安倍文殊院はコスモスと文殊菩薩騎獅像といった具合に、それぞれの寺社を象徴する何かが有ります。観光ルートに組み込まれることの少ない等彌神社ではありますが、やたがらすの神像と紅葉がもっともっとPRされれば、きっと誰もが訪れたくなる観光名所に成長していくのではないでしょうか。
それだけのポテンシャルは持っています。
境内も奥深く、かなりの領域を誇ります。下世話な話ですが、もちろん拝観料も無料です。飛鳥寺や橘寺などの飛鳥観光をお考えの方々にも、その手前にある隠れた観光名所の等彌神社をおすすめしたいと思います。