9年前の4月初旬、NHK文化センター高松支社の団体様から昼食のご予約を頂きました。
四国の高松と言えば、関西エリアにも程近く、私たち関西人にとっても馴染みの深い場所です。
大正楼の無料駐車場に待機することでんバス。
ことでんバスとは面白い名前のバスです。
三菱ふそうの観光バス!名前の由来は高松琴平電気鉄道
遠い昔に都のあった奈良県民。
その発想では、「古都」と何か関係のあるネーミングかなと思いました。
ところが、ことでんバスの命名に「古都」は全く関係無いようです。高松琴平電気鉄道という鉄道会社の名前に由来しているそうです。
方向指示器の部分が、まるで出目金のように飛び出しています(笑)
向こうに見える、なだらかな山容の山が神奈備の三輪山です。
こちらの駐車場は、当館大正楼から西へ80mほど行った場所にあります。大型観光バスも駐車できるスペースとなっていますが、今回ご駐車頂いていることでんバスは中型サイズのようです。
大美和の杜展望台で撮影した三輪山と桜の風景。
お客様にお伺いしたところ、当館でのご昼食後の観光ルートは安倍文殊院と決まっていたようです。金閣浮御堂を背景に咲く安倍文殊院の桜も実に見事です。毎年のことですが、桜の季節になると、観光バスを移動手段にした団体客の数が増加します。
三菱ふそうのバスですね。
ことでんバスの主力車種と言われる中型バスエアロミディMKでしょうか。
ことでんバスの会社沿革を参照してみると、昭和25年に高松バス株式会社として設立されています。現在の会社の住所も香川県高松市朝日町ということで、古くから高松に根差したバス会社であることがうかがえます。
昨今は平日においても、多数の観光バスが見られる大神神社参道。全国各地から集まるバスの車体を見るにつけ、大神神社周辺が一大観光エリアとして成長しているのを肌で感じます。
久延彦神社の境内にある神山遥拝所。
絵馬掛け処の隙間から、古代崇拝の様式を今に残す三輪山の頂が垣間見えます。
サイドミラーがにょきっと、カブトムシの角を思わせるように突き出ています。
駐車場から三輪山が見える・・・ここは日本有数の聖地です。
貸切の文字が見えますね。
バスのタイヤにも、三菱のマークを見つけました。
団体のご昼食にお出しした菊芋とかつおぶしの豆乳グラタン。
和の食材であるかつおぶしですが、グラタンの材料としても非常によく合います。
3月末から4月頭に掛けては日々目まぐるしく過ぎ去り、とても忙しい毎日を過ごしました。
大神神社で結婚式を挙げるカップルも数多く、春休みの時期とも重なって参ります。家族旅行や歓送迎会のシーズンでもあり、そこへさらに桜の花が観光の後押しをしてくれます。私ごとではございますが、体調には十分に留意して、これからのゴールデンウィーク旅行シーズンに備えていきたいと思います。
ことでんバスのお客様、この度は当館をご利用頂きまして誠にありがとうございました。ここに重ねてお礼申し上げます。