9年前の9月昼下がり。
大神神社の参道を歩いていると、大阪府摂津市に本社のある千里山バス株式会社の貸切バスが駐車していました。乗客の姿は見えず、どうやら参拝帰りのお客様を待機中のようでした。現在では参道整備が進み、この場所にはもう駐車出来なくなるでしょう。
大神神社参道の千里山バス。
当館大正楼では観光バスの団体食事も承っているためか、全国津々浦々のバス会社さんのバスを見る機会があります。
中小型車の配車!接遇教育も充実した千里山バス
千里山バス株式会社さんは、その安全性に抜きんでた実績をお持ちのようです。
貸切バス事業者安全性評価認定を受けておられます。
旅行シーズンの高速バスによる事故が多発する昨今。
バス会社を選ぶに当たり、安全性は最も重視されるポイントとなっています。千里山バスのドライバーには、定期的な安全運行研修が課されているようです。
観月祭シーズンに催されていた三輪山あかり展。
大神神社の神紋である三本杉がデザインされていますね。
二の鳥居脇に九月の神事が案内されています。
9月15日には講社崇敬会月次祭と共に、交通安全祈願祭も行われています。
千里山バスの駐車していた場所のすぐ上手には、自動車のお祓い所があります。大神神社に縁の深い崇神天皇の御代、四道将軍を四方に派遣するに当たり、道中の安全を三輪の大神様にお祈りしたと伝えられます。
大神神社は商売繁盛、家内安全、良縁祈願の他にも、交通安全祈願にもご利益があります。
千里山バスは中型・小型車の配車で知られます。
20~28人ぐらいの小グループでの移動に大変便利です。
大型バスには無い料金のお得感が人気の秘密でしょうか。そのサイズ故、バス本体のチャーター料金を含め、高速道路通行料金、駐車料金なども割安感があります。
何ものにも代え難い安全。
そこに加えてドライバーの接遇教育も充実しており、サービスマインドも申し分ないようです。
午後6時30分開始の観月祭を前に、祈祷殿前に参拝客が詰め掛けます。
献句、神楽舞、舞楽奉納などで秋の夜長を楽しみます。
大神神社の参道は、さしずめ ”バスの博覧会” の様相を呈しています。
9年前のお正月には、愛知県の知多半島からやって来た知多バスを拝見致しました。さすがに関東方面からの観光バスは滅多に見掛けませんが、参道に張り込みを続けていればいつかは見られるのかもしれませんね。