釵子(さいし)とは、十二単の花嫁かつらに用いられる金属板の髪留めのことを言います。
三本のかんざしと、一本の紫色の縒り糸で固定します。
髪留め具の釵子。
紫の縒り糸が見えますね。
日本の伝統的な花嫁かつらであるおすべらかしに用いられる釵子。釵子を「さいし」とは、なかなか読めませんよね。難読漢字の一つと言えるのではないでしょうか。この機会に是非覚えておきたいブライダル用語です。
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女房装束の束髪ピン
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客室の掛軸。
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おすべらかしの頂に挿す釵子(さいし)。
宝髻(ほうけい)・蔽髪(ひたい)に添えて挿され、いよいよ本番への準備が整います。
十二単の白無垢を着る花嫁さん。
おすべらかしの後ろ髪は随分長いんですね。