法隆寺の駐車場内に、直径5mの円墳がありました。
法隆寺界隈では藤ノ木古墳が有名ですが、こんな意外な場所にも古墳が存在していたんですね。
法隆寺iセンターの駐車場内にある舟塚古墳。
墳丘にはサツキが植栽されているようです。
公衆便所のすぐ隣りに位置し、周囲には大型観光バスが駐車していました。
地中に樟の舟!割竹形木棺が出土した船塚古墳
舟塚古墳からは割竹形木棺が出土したと言います。
それを舟と間違えたために「船塚古墳」という名前になったというお話です。今もその棺は地底に存在するのでしょうか。場所が場所だけに、そんな古代ロマンが埋まっているとは考えにくい現状です。
法隆寺東大門から東院伽藍への道。
そろそろ葉っぱも色付き始めていました。
円墳の船塚古墳。
初夏には花が咲くのかもしれません。
是非その時期に訪れてみたいものですね。
法隆寺の東方へ足を延ばせば、駒塚古墳や調子丸古墳があります。聖徳太子の愛馬・黒駒と、その従者・調子丸のお墓です。どちらも寂びれた印象は拭えませんが、変に整備された古墳よりは古墳らしくていいかもしれません。
法隆寺iセンター。
ガイドの方が受付に座っておられました。
斑鳩周辺の総合案内所のような施設です。
法隆寺東院伽藍の鐘楼。
鐘楼の背後へ回り込むと、尼寺の中宮寺へと通じています。
被葬者あってこその古墳です。小さな古墳ではありますが、船塚古墳に埋葬されている人物も気になるところです。