初夏の大神神社を散策。
いつものように玉砂利の参道を通り、夫婦岩奥の手水舎で心身を清めます。石段を登って拝殿前に差し掛かると、何やらいつもとは違う臭気が鼻をつきます。どうやら樹木を保護するための活性液が原因のようでした。
鎮女池の畔に開花するささゆり。
綺麗ですね、この一株だけが見事な咲きっぷりでした。奥に見えているのは、大神神社末社の市杵島姫神社の祠です。１０日ほど前には、まだ蕾の目立ったささゆり園ですが、ちょうど今が見頃ではないでしょうか。
神が鎮まる杜を守る活動
神社には木々が生い茂っています。
緑の杜を形成しているのが神社であり、杜（もり）は「守る」にも通じます。
神の坐す神域は、概して鬱蒼とした緑に覆われています。
”境内の匂い” が説明されていました。
樹木保護のために、活性液が散布された模様です。
ＥＭ活性液でも撒かれているのでしょうか。独特な匂いが境内を包み込んでいました。
害虫防除等、木々を守る活動は欠かせません。大神神社の境内にもＥＭ菌が使われているのかは定かではありません。私事ではありますが、梅雨シーズンに俎板をＥＭ菌で洗浄したことがあります。万能で無害のＥＭ菌には、地球を蘇生させるパワーが秘められています。
写典の間を横から撮影。
軒下の「懸魚（げぎょ）」に日本建築の美を見ます。
巳の神杉から拝殿を望みます。
蛇神様の御前には、いつも卵と御神酒が供えられています。ひょっとすると、この巳の神杉にも活性液が散布されているのかもしれませんね。
祈祷殿前。
参拝記念のなでうさぎが、今日の日付を示しています。
ＥＭ菌を含んだ活性液は俎板の洗浄のみならず、食材に付着した農薬除去にも使えました。冷暖房機器のフィルターに吹きかけて乾かしておいたこともあります。
毎年のことですが、鎮女池の畔に咲くささゆりは花の付き方がいいようです。
かなり密集して咲いていました。
朱色の祠が背景に映るのも絶妙ですね。
ささゆり園の中だとこうもいきません。
奥行きのある写真が撮れるのは、やはり市杵島姫神社周辺ではないでしょうか。
玉砂利の中から姿を見せる木の根っこ。
分かってはいるのですが、場所が場所だけにヘビを想像してしまいます。東京ディズニーランドで ”隠れミッキー” を探すのに似ているでしょうか。こんなことを言っては神様にお叱りを受けるかもしれませんが(笑)
三島由紀夫の顕彰碑。
三輪山登拝を体験した三島由紀夫は、その時の感慨を「清明」の言葉で表しています。
池の畔にはドクダミの花もたくさん咲いていました。
境内を歩いていると、いつも清掃作業に勤しむ方の姿を見かけます。樹木を保護したり、境内を綺麗に掃き清めたりと、たゆまぬ日々の保全活動がパワースポットを見守り続けているのだなと感じます。
