紅白の色合いが映えるお料理。
大神神社の結婚式後の食事会に、お祝い料理の一品として蕪のタラコ餡かけをお出し致しました。
蕪のタラコ餡かけ。
鰹と昆布のお出汁で蕪と薄揚げを煮ます。そのまま一晩お鍋の中で寝かせて、旨味とコクを蕪にまとわせます。蕪は火が通りやすいので煮過ぎには注意が必要ですね。一晩置いた出汁にタラコを加えてさっと煮ます。水溶き片栗粉でとろみを付けたら、主役の蕪に掛けて出来上がりです。
美味しい蕪の選び方
料理は何をおいても素材が第一です。
蕪の目利きとして、まずは瑞々しい葉っぱをしているかどうか確認します。茎が真っ直ぐに伸びて緑色の濃い葉っぱが良品です。古くなると茎が柔らかくなってしまいますので、選ぶ際のポイントとして覚えておきましょう。身の部分は艶があって肌理の細かいものを選びましょう。
根に近い部分から丸みがあり、変形していない蕪が良い蕪です。ひげ根の跡の小さい蕪は、成育の過程で養分を十分に吸収した証です。
料理旅館大正楼の会食会場。
蕪はフランス語で navet (ナヴェ)と言うようです。
先日、お泊り頂いたフランス人観光客のお客様から教えて頂きました。フランス料理ではスープの具材としてよく蕪が用いられるようです。蕪にも色々な種類がありますが、黄色い蕪があるのをご存知でしょうか。2~3月頃に市場に出回る品種で、ヨーロッパ産のカブから緻密さを、日本産のカブからは形と作りやすさを取った交配種とされます。
私の住む近場では、小カブの他に聖護院蕪や赤蕪が出回っています。
あっさりとした蕪に、濃いめの味のたらこがよく合います。
お料理に使うなら、やはり塩分控えめのたらこがおすすめですね。スナップえんどうも少しずつ市場に出回り始めました。まだハシリの食材ということで、中の実の成り具合はこれからといった感じですね。
今年も数多くのカップルの方々が大神神社で挙式を予定されています。
料理旅館大正楼では挙式前日の前泊、挙式後の食事会・披露宴、挙式当日の後泊等々のご予約を承っております。皆様からのお問合せを心よりお待ち申し上げております。