祝いの場に寄り添う鶴の水引

いよいよ春の結婚式シーズンですね。

出会いと旅立ちの季節を迎え、当館の披露宴会場も忙しくなって参りました。桜の開花情報も日々刻々と伝えられ、気分はすっかり春爛漫といったところでしょうか。

鶴の水引

鶴の水引。

水引と言えば、慶弔の際によく目にする糸状のアレですが、結婚式のような慶事には鶴や亀の水引も登場します。鶴は日本人にとって親しみ深い鳥です。鶴の恩返しをはじめとする昔話にも出てくる鳥であり、長寿の象徴でもあります。鶴は千年、亀は万年と言いますよね。果たして本当に千年も生きるのか(笑) 疑わしいところではありますが、それだけ伝説のある生物ということでしょう。

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首を伸ばす鶴の姿

鶴の特徴はその長い首にあります。

鶴の一声が辺りに響き渡るのは、ひょっとするとその長い首のお陰なのかもしれませんね。

ちなみに鶴を英語に直すと crane ですが、crane には動詞の用法もあり、その意味するところは「首を伸ばす」です。まさしくドンピシャですね。工事現場などで見かけるクレーン車の語源も、鶴の crane に発しています。”長い首” を使って作業する光景に、鶴の姿が自然と重なります。

披露宴の花束

披露宴会場に届いた花束。

ご会食の締めに、新郎新婦様からご両親に手渡される花束です。

鶴の水引

水引の鶴も首を伸ばしていますね(笑)

進物を結ぶ際に使われる水引が、鶴の姿になって登場です。

首を伸ばしてしっかりと前を向いているのが分かります。スマートで美しい鶴を見て、古来日本人は何を感じてきたのでしょうか。

大和肉鶏の照焼

大和肉鶏の照焼。

噛めば噛むほどに味わい深い「かしわ」本来の旨味をお楽しみ頂きます。

朝晩はまだ冷え込む日もありますが、日中は概ね気温も上がり春本番を思わせます。つい先日、大美和の杜展望台の枝垂桜を見に行きましたが、少しずつ咲き始めています。開花状況をこまめにチェックしながら、満開のタイミングを逃さないようにしたいですね。

大神神社の結婚式も、桜前線と歩を合わせるようにピークを迎えようとしています。

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