新型コロナウィルスによる自粛休館

新型コロナウィルスの伝染拡大。

中国武漢に端を発したウィルスは収まる気配を見せません。日本国内においても自粛要請のニュースが駆け巡ります。当館大正楼でも、宿泊や会食のキャンセルが相次いでいます。自粛要請に先駆け、4月8日の段階で休館に踏み切りました。

大正楼中庭

一部週末に残っている予約はありますが、ほぼ全ての予約がキャンセルされました。

とりあえず4月24日(金)までの自粛休業を決定しています。これまで賑わっていたインバウンドはおろか、結婚式の披露宴までもが中止に追いやられています。外出しないことによって救われる命もある。今私たちに出来ることは、不要不急の外出を控えることです。

流行病『よのなかごこち』
昔の人にとって流行病は怖かったに違いありません。医学の未発達な時代です。現代ですら、ウィルスとの戦いは ”いたちごっこ” が続く現状です。その昔、医学的に解明できない病をどのように捉えていたのでしょうか。桜井市高家の地蔵石仏。峠に立つ地蔵や...

当初は「よのなかごこち」程度に思っていましたが、姿勢を改めねばなりませんね。

今後は過去に撮りためた写真を中心に、観光案内を続けて参りたいと思います。

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短期集中!徹底的な自粛が望まれるコロナ対策

自粛要請する業種の絞り込み。

国と東京都の間で足並みが揃わないようですが、ここはやはり大鉈を振るう必要があると思います。今は世界恐慌以来の緊急事態なのかもしれません。大きく網をかけてから、徐々に緩和していくのが賢明でしょう。まずは一刻も早く、漏れの無いように網を仕掛けなければなりません。

大正楼料理

おそらくこのままいけば、今年のGWも宿泊業界は厳しいでしょう。

私どもの旅館に限って言えば、現時点で7月までの予約がどんどん抜け落ちていっている状況です。旅館やホテルは営業していていいのだろうか?もう何度も自問自答しました。部屋が空いていることによって、予約する人が生まれます。宿泊を伴う旅行には、概ね遠隔地からの移動が必要になります。立ち寄る先々で、良からぬ化学反応が生まれる可能性も否定できません。

厳しく自粛が求められている「移動」を伴うのが宿の予約です。

お客様の方も重々ご承知のこととは思うのですが、それでも予約される方が後を絶ちません。観光地が空いているまたとない機会ととらえることも出来るでしょう。私もそのように思っていましたが、事態は急変しています。のんきなことは言っておられないのです。

何よりスピードが求められる状況です。

巣ごもり消費に傾く今、テイクアウトや持ち帰りが盛況のようです。テレワークが推奨され、通勤を抑制する動きも見られます。濃厚接触を避けるために時差出勤も行われていましたが、もうそれだけでは間に合わないのかもしれません。

そうこうしている内に、つい先ほども会食のキャンセルが入ってきました。もうこれで、結婚式会食は7組目のキャンセルです。大神神社の境内は今も入れるようですが、既に住吉大社や四天王寺は立ち入りが制限されています。京都観光への警鐘も鳴らされる中、いよいよ人の動きが止まろうとしています。

たった今、外国人旅行客からもキャンセル依頼が入ってきました。

We are terribly sorry, but it seems that it will be impossible for us to travel to Japan this summer.As you know, the covid19 pandemics is restricting travel freedom worldwide.Would you please be so kind as to cancel our booking.
We will be happy to stay in your ryokan later.

未曽有の事態が起こっています。

私たちは要請される前に休業の道を選びました。ゴールデンウイークは現段階では未定ですが、近々当ブログにてご案内申し上げます。

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