関連付ける情報バイアス

活字離れが問題になっている昨今。

読書をしなくなった子供たちに、その習慣を身に付けてもらうための工夫が目を引きます。

かつては辞書を引き、次から次へと分からない言葉を調べていったものですが、デジタル時代では珍しい光景となりました。

シンデレラ城のガラス靴

なんとか読書習慣を身につけてほしい。

各地で苦肉の策が施されているようですが、漫画のチカラを借りるというのもいいアイディアです。

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漫画から専門書へ導く情報バイアス

活字だらけの本は読まずとも、キャラクターの描かれた漫画なら読むという人も多いはずです。そんな傾向を逆手に取り、漫画本の横に関連する活字本を置くという一手です。

例えば『名探偵コナン』の漫画本の近くに、探偵になるための書籍やメガネの専門書を配置するといった具合です。

確かに思わず手に取るのではないでしょうか。

こういうのを『情報バイアス』と言うようですが、人の行動を上手に先取りしています。

ビッグサンダーマウンテン

元々、バイアス(bias)という言葉は、良い意味でも悪い意味でも使われます。先入観や偏見、性癖といった意味に翻訳されますが、悪い意味でのみ使われる prejudice(偏見)とは一線を画します。

コナンの漫画を読んでいる内に、「神童」というキーワードに引っ掛かる人もいるかもしれません。

とにかく『名探偵コナン』という漫画コンテンツに詰め込まれたあらゆる要素が対象となります。どこに引っ掛かるかは各々のアンテナの張り具合によります。全く関係のない事よりも、やはり関連事項に興味が湧いてくるはずです。

読書への入口のハードルを下げて、徐々に本来の方向へ持っていく。

ディズニーランドの橋

ブログなどでも同じようなことが言えるのではないでしょうか。

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文章を読み終えた人が、思わず目を奪われる瞬間です。よく似た記事が並んでいると、やはり読んでみたくなるものですよね。これも情報バイアスの一種なのかもしれません。

ところが、情報は多ければ多いほどいいというものでもありません。

情報過多により、余計なことに惑わされる危険性をはらみます。自分で取捨選択して、適切な情報を採っていく必要があります。

”もっと知りたい” の欲求に応える情報バイアス。

タイミング良く私たちの脳に刺激を与えてほしいものですね。