鮮やかな黄色と黒が印象的なキオビヤドクガエル(黄帯矢毒蛙)。
京都水族館のオオサンショウウオの水槽前に、南米に分布するキオビヤドクガエルが展示されていました(2012年7月)。
キオビヤドクガエル。
見事な虎模様ですね。
いかにも毒を持っていそうな、センセーショナルな雰囲気を醸す蛙です。黄色ばかりではなく、青い色をしたヤドクガエルもいるようです。
インディオの吹き矢に塗られた毒!縄張り意識の強いカエル
毒々しいカエルです。
見るからに危険な匂いがしますが、それも防衛本能のなせる業でしょうか。
黄色い帯模様からキオビヤドクガエルと言われます。
”黄帯(きおび)”を抜くと、矢毒蛙(やどくがえる)ということになります。ヤドクガエルの名前の由来ですが、昔のインディオが狩りをする際、吹き矢の先に塗る毒としてヤドクガエルの分泌液を利用したことに因みます。
ヤドクガエルの英名は、Poison Dart Frog と言います。
京都水族館のチューブ状水槽で泳ぐゴマフアザラシ。
生き生きと泳ぎ回るゴマフアザラシに、多くの見物人が群がります。
京都駅前のローソン。
京都水族館のチケットは、館内の入場券売場でも購入できますが、ローソンチケットでも販売されています。
京都水族館の入場券。
発券日より3ヶ月間有効のようです。
キオビヤドクガエルの明るい体色。
天敵に毒を持っていることを知らせるのに役立っています。キオビヤドクガエルの毒は、エサとして食べる蟻から作られるようです。
実はキオビヤドクガエルの毒は、飼育下で繁殖させた個体にはありません。野生の個体を飼育していると数年の内に抜けてしまうと言われています。野生環境で昆虫類を補食することによって毒を体内生産するのではないかと考えられます。
そうすると、京都水族館のキオビヤドクガエルも、もう既に無毒状態の蛙になっているのでしょうか?
昼行性のキオビヤドクガエル。
縄張りにこだわる性質を持っており、自分たちの縄張りに侵入してくる動物に対しては激しく攻撃を加える傾向があります。