製菓衛生師とは、製菓衛生師法に基づいて各都道府県が試験を実施している公的資格です。
安全でおいしいお菓子を作る、知識と技術を備えている人に与えられる資格です。
パティシエとして独立開業を目指している人におすすめの資格ですね。
衛生法規や公衆衛生学を学ぶ資格
中国産食品の安全性が問題視されていますが、衛生面での管理体制は非常に重要です。
製菓の世界においても全く同じことが言えます。
製菓材料の添加物のチェック、製品の安全性、貯蔵など衛生面での管理監督・・・様々な知識が必要になってきます。
◆受験資格
製菓衛生師になるためには、主に2つの学歴制限が設けられています。
(1)厚生労働大臣の指定する製菓衛生師養成施設において、1年以上知識・技能を習得した者
(2)中学校卒業以上で、菓子製造業施設で2年以上製菓業務に従事した者
と定められています。
◆試験内容
資格試験の内容は、技術的なことより知識面にウェイトが置かれています。
筆記と実技に分かれます。
<筆記>衛生法規、公衆衛生学、栄養学、食品学等。
<実技>和菓子分野、洋菓子分野、製パン分野。
◆合格率 資格取得の難易度
合格率は80%と言われています。
資格を取得すれば、間違いなく業界での信頼度は上がります。是非、トライしておきたいですね。
◆収入
技量次第では高収入も期待できます。
調理師の免許も同じですが、手に職をつける仕事なだけに、資格取得後の絶え間ない努力が必要なことは言うまでもありません。
将来の夢に向かってがんばりましょう!