冬が旬の金柑。
金柑(きんかん)を英語で何と言うのか?golden orange でいいのかと思いきや、ちゃんとした英単語があるようです。金柑は kumquat もしくは cumquat(カムクワット)と訳します。
あすかルビーの豆乳パンナコッタ。
金柑の蜜煮を手前に沿えます。甘酸っぱくて美味しいんですよね、コレが!奈良特産品のあすかルビーを切った断面も実に美しい。それにしても、kumquat とは・・・恐れながら初めて知る単語でした。
果皮に甘味、香りが集中する金柑
金柑の特徴は何と言っても、その果皮にあります。
皮ごと食べてこそ金柑ですからね。果肉には強い酸味が感じられます。皮ごと生食もできますが、やはり甘~く煮た金柑が最高に美味しいですよね。
茹でる前に軽く水で洗い、皮の表面に切込みを入れます。
茹でてから水にさらしてアク抜きをします。
金柑は結構アクを持っていますので、忘れないようにしたい工程です。その後はマーマレードにするも良し、なますにするも良し、お好みに仕上げて下さい。
金柑には薬用効果も認められています。
生薬の金橘(きんきつ)で知られ、咳や喉の痛みにも効くようです。日本における収穫高では、宮崎県が群を抜いています。宮崎県産の完熟金柑「たまたま」は、その品質において他の追随を許しません。
なめらかな果皮に甘味がギュッと詰まっています。
昨今は外国人旅行客も増えて参りました。What’s this? の質問に即座に答えられるよう、金柑の英語翻訳 kumquat を覚えておこうと思います。
ところで、金柑なますは輪切りにして甘酢に漬け込めばOKです。次回は蕪と一緒に、爽やかななますにでもしてみようかなと思っています。