箸墓古墳と雪柳の風景をご案内致します。
3月から4月にかけて開花する雪柳(ゆきやなぎ)。柳のように枝垂れ、風になびく様子を見ていると、どこか生命が宿っているかのような錯覚に陥ります。
雪柳と箸墓古墳の風景。
邪馬台国の女王・卑弥呼の墓ではないかと言われる箸墓古墳。
国道169号線を挟んで箸墓古墳の真ん前に、三輪そうめん山本さんの本社があるのですが、その山本さんの駐車場脇で雪柳が満開を迎えていました。
小米花の別名を持つ雪柳
雪柳の別名を小米花(こごめばな)と言います。
真っ白な花弁を白い米粒に見立てたネーミングです。咲いている時も美しい雪柳ですが、花が散って地面が真っ白になった時もまた美しい花として知られます。
鮮やかな黄色のミモザも近くで見ることができます。
卵で彩りを添えるミモザサラダを思い浮かべますね。それにしても、目の覚めるような鮮やかなイエローです。
雪柳の原産地は日本と中国。
魏志倭人伝からの歴史に想いを馳せれば、ここ箸墓古墳の周りに咲く雪柳にも何かの御縁が感じられます。
この辺りには毎年桜も開花します。
真っ白に箸墓古墳を彩ります。
実に綺麗です。
雪柳の花言葉は「愛らしさ」。
小さくてキュートな花に似つかわしい花言葉ですよね。
2013年2月20日に歴史的な立ち入り調査が行われた箸墓古墳。あれ以降、目立った調査報告がなされていないような気が致しますが、近くに住む者として気になるところではあります。卑弥呼のロマンはやはり、あくまでもロマンであり続ける方がいいのかもしれませんね。