纒向遺跡に公衆トイレが新設されています。
平成29年(2017)の4月3日に開設されたトイレです。以前に纒向遺跡を訪れた時には無かったもので、JR巻向駅からも徒歩1分と好立地です。広場の端の方に設けられ、南東方向には三輪山を望みます。
纒向遺跡の公衆トイレ。
バリアフリー施設で、車椅子の方でも利用可のようです。オシャレな外観ですよね。
桜井市ならではの多機能型トイレ
箸墓古墳を含めた纒向遺跡は、古代国家成立期における重要な鍵を握っています。
卑弥呼の宮殿跡と思われる遺構がJRの線路脇で発見され、一躍全国区にその名を知られることになりました。残念ながら今は埋め戻されていますが、当時の状況を写真付きの案内板が物語ります。少し離れた西側には、纒向石塚古墳、勝山古墳、矢塚古墳、東田大塚古墳が巻向小学校の周囲を巡ります。
南側から撮影。
切妻の屋根を被せ、横長に設計されていました。
周囲には有名な古墳が密集しています。
それぞれ方向は分かれますが、箸墓古墳とホケノ山古墳、さらには纒向石塚古墳と纒向遺跡(辻地区)のセット見学をおすすめ致します。
JR巻向駅を降りてすぐの場所にあります。
桜井市の木材が活用され、地場産業ならではの温もりを感じます。木の醸す体温のようなものが伝わって参ります。奈良県桜井市は吉野方面からの ”木材集積場” として栄えました。当時の繁栄は過去のものとなりましたが、こういったところにその面影が映されるのは大賛成です。
緩やかにカーブしています。
やはりおトイレは癒し空間です。そのことを表現したであろう曲線美も見事ですね。
いい感じ。
誰でも安心して使える多機能型トイレですね。
建物の隙間や大きな窓から外光が届いています。
明るく清潔な公衆トイレが誕生していました!
公衆トイレの背後には三輪山が聳えます。
利用可能時間は午前9時から午後5時までとなっています。
歴史好きの観光客にもどんどん使って頂きたいですね。纒向遺跡はハイキングコースの山の辺の道から西の外れに当り、人の出入りも比較的少なかった場所です。このエリアが盛り上がれば、また新たな観光コースも生まれてくることでしょう。今後の纒向遺跡に期待したいですね。