大念仏寺の塔頭『梁松院』

融通念仏宗の総本山『大念仏寺』

その総本山に唯一残る塔頭が梁松院(りょうしょういん)です。

元古河藩陣屋門の南門を入ってすぐ右手にあります。毘沙門堂の西に位置しており、昭和47年(1972)に再建されています。

梁松院

梁松院。

大念仏寺は大源山(だいげんざん)の山号を持つ融通念仏宗のお寺です。院号を「諸仏護念院」と言い、御本尊を十一尊天得如来(じゅういっそんてんとくにょらい)と仰ぎます。

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銀杏紋を掲げる大念仏寺の子院

塔頭とは一山内の寺院のことを指します。

脇寺、子院とも称されますが、元は禅宗寺院に使われていた名前のようです。禅宗において大寺の高僧が亡くなった後、その弟子が師徳を慕って塔の頭(ほとり)に構えた坊舎のことを意味します。塔頭(たっちゅう)なんて、なかなかの難読漢字ですよね。それもそのはず、これは唐音で表されたものであり、「塔中」とも書くようです。

梁松院山門

梁松院の山門。

大念仏寺を象徴する銀杏の紋が見られます。

大念仏寺本堂

生垣の向こうに大念仏寺の本堂を望みます。

広大な境内には、三十余りの堂宇が建ち並びます。

梁松院

梁松院の本堂右横に珍しい建物がありました。

お寺には似つかわしくないと言うか、どこか前衛的な雰囲気ですね。

中に入ることは出来ませんでしたが、とても印象に残りました。

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