坐摩神社の境内へ足を踏み入れると、6月30日に行われる夏越の大祓に向けて準備が進められていました。
坐摩神社の拝殿前に設けられた茅の輪神事の木枠。
私が参拝に訪れたのは、6月26日の昼下がりでした。これからこの場所に茅の輪が登場するものと思われます。
坐摩神社参詣の後、徒歩で大阪駅まで歩いて行ったのですが、その途中に立ち寄った御霊神社では既に茅の輪神事の準備が整っていました。坐摩神社ももうすぐですね。
人形に罪や穢れを移す夏越大祓
半年に一度、罪や穢れを人形に移してお祓いする神事を夏越大祓(なごしのおおはらえ)と言います。
坐摩神社に人形の申し込みをすると、茅の輪御守が授与されます。
坐摩神社境内の陶器神社にお参りして周辺をうろうろしていると、夏越の大祓で使用されるであろう茅の輪らしき物体を発見致しました。おそらくこの輪っかが拝殿前に運ばれるのではないでしょうか。
拝殿前では夏をイメージさせる蓮が開花の時を待っています。
身代わりになってくれる人形ですが、私は毎年奈良の大神神社の茅の輪神事に参加させてもらっています。大神神社から送られてくる人形に名前と生年月日を記入してお祓いをします。今年は当館から徒歩1~2分の距離にある三輪坐恵比須神社からも人形が送られてきました。
坐摩神社の夏越の大祓。
6月30日の午後3時より執り行われます。本格的な夏を迎える前に催される一大イベントですね。
茅の輪神事が終わって7月も中旬を過ぎる辺りから、坐摩神社境内で栽培されている御神花のさぎ草が見頃を迎えます。
神紋の鷺丸に因んだ花で、その白く可憐な姿は翼を広げた白鷺を連想させます。この時期はまだ開花前ということで残念でしたが、機会を見つけてまた足を運んでみたいと思います。