渡辺姓発祥の地とされる大阪の坐摩(いかすり)神社。
大阪のビジネス街のど真ん中に鎮座する坐摩神社へ参拝して参りました。
東本願寺難波別院(南御堂)の西側に鎮まる坐摩神社。
近鉄大阪線桜井駅から難波駅へ向かった後、地下鉄御堂筋線に乗り換えて本町駅で下車します。勝手の分からない場所だったこともあり、駅構内を結構歩き回り、なんとか坐摩神社へと続く出口に辿り着きます。
地下鉄御堂筋線本町駅15番出口より西へ徒歩3分でアクセス
坐摩神社周辺は阪神高速道路が行き交い、大変交通量の多い場所として知られます。東に御堂筋、西に四ツ橋筋、北には中央大通が通っています。
坐摩神社の周辺地図。
坐摩神社の手水舎に掲げられていました。
それにしても、すごい都会のど真ん中です。阪神高速1号環状線、阪神高速13号東大阪線、阪神高速16号大阪港線が交差します。南の方角には心斎橋や長堀通りが見えます。
中央大通に面した地下鉄本町駅の15番出口。
道路を走る車の左側に見えている建物は、繊維と衣料のお店が集結する船場センタービルです。全長は930mにも及び、商人の町として栄えた大阪の歴史を今に伝えています。
15番出口を出て西へ向かい、一つ目の角を左折すれば、ほどなく右手に坐摩神社の鳥居が見えて参ります。
船場センタービル。
明治以降に繊維問屋の町として発展を遂げた歴史があります。
陶器祭りで賑わう坐摩神社
坐摩神社境内の南西方向には、境内末社の陶器神社が祀られています。
毎年7月23日になると、陶器神社例祭が催されます。祭りの期間中には陶器市が立ち、大勢の参拝客で賑わいます。
陶器神社。
今ではあまり見られなくなりましたが、明治末期頃の坐摩神社周辺には200軒以上の陶器店が軒を連ねていました。
坐摩神社拝殿。
私が訪れたのは6月末だったこともあり、拝殿の前や右奥にたくさんの紫陽花が見られました。蓮の花も咲いていて、まさしく都会のオアシスといった趣です。
坐摩神社の三ツ鳥居。
本鳥居の両脇に小さな鳥居が付いた三ツ鳥居。
大神神社や檜原神社の三ツ鳥居はよく知られるところですが、大阪のビジネス街で三ツ鳥居を拝ませて頂くことになろうとは夢にも思いませんでした。これは意外な発見です。
地下鉄本町駅の構内はとても広く、15番出口以外にも最寄りの出口が存在します。
21番出口を出て東へ向かい、二つ目の角を右折します。こちらのアクセス方法でも、駅から徒歩3分で坐摩神社に到着します。境内には5台ほどの駐車場スペースも設けられていますので、車でアクセスすることも可能です。
摂津国一之宮坐摩神社の住所は、大阪市中央区久太郎町4丁目渡辺3号です。