女人高野室生寺。
山深い地にある室生寺へのアクセスは、室生寺の四門と呼ばれるお寺からその寺域へと入って行きました。
今となっては昔の話ですが、厳しい自然の中に溶け込む室生寺ならではの伝説ですよね。
現在の室生寺へのアクセス方法をご案内致しますと・・・
近鉄大阪線室生口大野駅から、バス室生寺前行きに乗車して室生寺前下車徒歩3分となっています。
車でのアクセスも、室生口大野から室生川の清流に沿って、整備された自動車道を利用すれば十数分で門前に辿り着きます。
なんとも便利になりましたよね。
昔は大変だった室生寺へのアクセス
国宝の室生寺五重塔。
室生寺を囲むように東に長楽寺、南に仏隆寺、西に大野寺、北には丈六寺が佇みます。
東西南北に配置された四門から内側が聖域とされました。
険しい山を越え、奥深い谷を渡って、参詣者たちは一路室生寺を目指したのです。
室生寺へのアクセスには、一苦労も二苦労もあったんですね。
便利になった今の世から考えてみれば、本当に歴史の重みというものを感じずにはいられません。
室生寺の奥の院に安置された御影堂。
弘法大師42歳の像が安置されています。
弘法大師空海って本当に偉大なお方ですよね。
有名なお寺には必ずと言っていいほど、弘法大師空海の像が安置されています。
崇高な仏教思想を基に、様々な事業を成功へ導いていった弘法大師空海。
ビジネスにおける成功哲学を学ぶには、この上ない良いお手本になるのではないでしょうか。
室生寺の歴史を辿って行くと、最初は神社に付随する神宮寺としての性格が強かったと伝えられます。
弘法大師空海の来山以後に真言宗に改宗したのではないかと云われています。
室生寺への道のりは厳しく、そう簡単にアクセスできるものではなかった・・・室生寺の歩んできた歴史を念頭に置いて、ありがたく参拝したいものですね。