格安航空LCCの減便が相次いでいます。
LCC減便の理由は機長不足によるところが大きいようです。
安全第一を旨とする航空業界だけに、無理な舵取りだけは慎むようにして頂きたいと思います。その意味でも、今回の減便は妥当な処置であると思われます。
日本航空系のLCCジェットスター・ジャパン。
関西空港に拠点を置くとしてきたジェットスター・ジャパンですが、思うように計画が進んでいない現状があります。
外国人パイロットや自衛隊パイロットの採用
機長不足の問題を解決するための対策法として、熟練した外国人パイロットを筆記試験のみで採用する案が出されています。
経験が物を言う航空機の機長。
機長になるまでの道のりは長く、年数にして8年かかると言われています。自社で人材を育てている暇はないのが実情です。機長の引っこ抜き合戦も取り沙汰されていますが、英語でやり取りの行われるパイロットの世界を考えれば、外国人パイロットを採用するという手もありますね。
関西空港のピーチ国内線出発口へ。
ツームストンセーフティという言葉があります。遅すぎた安全対策を意味していますが、とにかく事故が起こってからでは遅いのです。未然の対策が必要です。利益を追求するあまりに、安易な増便へ向けての動きだけは自粛しなければなりません。
退職した自衛隊パイロットの民間採用が進んでいく可能性もあります。
関空を拠点とするピーチ・アビエーションは、パイロットが病欠などで確保できないため、5月から10月にかけて2千便以上の減便を発表しています。
関西空港の便数の2割を占めるまでに成長したLCC。
ローコストキャリアのLCCは、今後も特にアジア太平洋市場においての成長が見込まれています。
ビジットジャパンキャンペーン以来、観光立国を目指す日本の歩みは今もなお続いています。
当館大正楼へも関西空港を利用して日本国内へ入国する外国人観光客がたくさんいらっしゃいます。国内旅行、海外旅行を問わず、多くの旅行客が利用するLCC。今回の減便には、大多数の方が理解を示していらっしゃるのではないでしょうか。