斑鳩町鎮座のスサノオを祀る神社。
中宮寺跡史跡公園から秋葉神社に詣で、北方の法起寺へ向かう途中に素戔嗚尊を仰ぐ幸前（こうぜん）神社がありました。旧幸前村の産土神で、「牛頭天皇社」とも呼ばれていたようです。
幸前神社の石鳥居。
少し左へカーブした先に、割拝殿が見えています。
石鳥居にはうっすらと苔が生えているのでしょうか、少し緑色がかっています。
春日造の本殿と境内社二社
秋葉川沿いの秋葉神社から北へ進むと、やがて左手に社叢が見えてきます。
道路から斜めに参道が伸び、その先に鳥居が見えました。その時点でここが神社であることを確認します。鳥居を抜けると二基の石燈籠、割拝殿と続きます。拝殿の奥には立派な本殿が祀られていました。
幸前神社本殿。
狛犬に守られた春日造の本殿です。
左側の小さな社殿が境内社のようです。境内社の二社は、それぞれ大神宮社と春日社とされます。
鳥居までの参道。
このアプローチがいいですね。
割拝殿の中には、改築記念の板材が貼られていました。
古色蒼然とした神社ですが、改築工事も行われているんですね。
先ほどお参りした秋葉神社の社叢を望みます。
電柱には「コウゼン」の文字が見えます。
柿の実が成っていました。
遥か北東方向に法起寺三重塔を遠望します。
斑鳩三塔を巡るハイキングコースに組み入れたい神社ですね。「幸前神社」の名前をこの機会に是非覚えておきましょう。
