通勤通学とは何だったのか。
満員電車に揺られながら、吊革にぶら下がっていたサラリーマン時代。
日本経済新聞を横に広げることも出来ず、窮屈に縦折りで読んでいたあの頃。ウォークマンで英会話を聴きながら通った予備校時代も思い出します。遠隔地まで足を運び、仕事や学習に精を出していたあの頃。テレワークが推奨されるようになり、少しずつ生活様式も変わろうとしています。
三輪成願稲荷神社へと続く裏参道。
宿泊施設の中には、テレワーク応援プランを打ち出すところも出てきました。
リモートワークは滞在型観光を助長します。
約一週間旅先に滞在すれば、見えるものも違ってきます。
有給休暇が消化されにくい日本では、ワーケーションの定着にも時間が掛かるでしょう。旅先で遊んでいるという少しの罪悪感が邪魔をしているのかもしれません。あるいは、そのちょっとした心の負荷が仕事への集中力を高めてくれることもあります。
一極集中の緩和!ワーケーションから広がる可能性
巷では限界集落の問題が語られます。
東京への一極集中もかねてからの懸案事項でした。
『ポツンと一軒家』などのTV番組が人気を集め、過疎化への関心も高まっているのではないでしょうか。田舎に居ても都心と変わらないぐらいの仕事が出来れば、都心に居る必要はありません。オンライン会議でもそこそこの合意を見ることが出来るのなら、その可能性を覗いてみたくもなります。
ワーケーションを試してみる。
お試しワーケーションからお試し移住へ。
田舎暮らしへの憧れはますます募るばかりです。でも、実際に移住するとなると様々な関門があります。そこで、とりあえず試験的にワーケーションを試してみる。今はそんな段階にあるのかもしれません。
廃校を利用したコワーキングスペースも誕生しています。
細長い日本の国土を利用したサテライトオフィスが現実のものになりつつあります。最終的には関係人口で終わらせるのではなく、移住までもっていく。そんな流れが当たり前になれば、地方創生も夢ではありませんね。