元伊勢・檜原神社の駐車場をご案内します。
ご宿泊頂いたお客様から、「檜原神社まで車で行くことはできますか?」というご質問をよくお受けします。大神神社から徒歩20分余りの距離にあるとはいえ、時間の都合上、どうしても檜原神社まで直接アクセスしたいという方が多いようです。
ご質問に対する回答は、「はい、檜原神社の西側に無料駐車場がございますので、お車でアクセスして頂くことができます」ということになります。
檜原神社の駐車場。
箸墓古墳から東へ上って行くと、檜原神社の鳥居の手前100mほどの場所に駐車場があります。
天照大神を祀った倭笠縫邑
アスファルト舗装されていない簡易駐車場ですが、十分に利用可能です。
倭笠縫邑(やまとのかさぬいむら)。
鳥居の脇に「倭笠縫邑」の標が建ちます。
「崇神紀」6年の条に、「天照大神を以ては、豊鍬入姫命(とよすきいりびめのみこと)に託(つ)けまつりて、倭の笠縫邑に祭る、よりて磯堅城(しかたき)の神籬(ひもろぎ)を立つ」とあります。
宮中に祀られていた天照大神を、初めて外で祀った「倭笠縫邑」の地であることを高らかに謳い上げています。
現在は伊勢神宮内宮に祀られるアマテラスですが、歴史を辿れば、ここ倭笠縫邑に行き着きます。
小学生の頃の遠足で、檜原神社境内においてお弁当を広げた記憶が蘇ります。境内で鬼ごっこをしたり・・・由緒正しい場所であることを知った今、改めて罰当たりな所業であったような気がしてきます(笑)
檜原神社の三ツ鳥居。
案内板に天照大神の文字が見えますね。
珍しい形をした鳥居です。檜原神社ご参拝の際には、是非ご確認下さい。
受付所に鹿のしおりが販売されていました。
山の辺の道を効率よく散策するために、車のチカラを借りることはよくあります。
長いルートを踏破するには時間が必要です。日を改めてチャレンジすることもあるでしょう。そんな時に、以前歩いたルートを外して、その途中から歩き始めることになります。中継地点までは車でワープするのが賢い方法ではないでしょうか。
受付所の東側に結界が張られていました。
これは、いわゆる神籬(ひもろぎ)なのでしょうか?
山の辺の道の途上には、檜原神社をはじめ何箇所か駐車場が完備されています。
一番利用者が多いのが、長岳寺近くの天理市トレイルセンターではないかと思われます。大神神社から石上神宮までの道のりを考えた場合、ちょうどその中間地点に当たります。大神神社、崇神天皇陵、石上神宮などにも備え付けの駐車場があります。
遥か西の彼方に二上山を望む檜原神社の鳥居。
参拝後はこの鳥居を抜けて100mほど進み、右側にある先程の駐車場に戻ることになります。
三輪山から日が昇り、二上山に日は沈む。そのことを実体験できる場所として、古代史ファンを魅了し続けているスポットです。
こちらは勾玉のお守りですね。
檜原神社の駐車場は、檜原神社と井寺池の中間地点辺りにあります。
その昔、天照大神が祀られていた元伊勢をお参りする意味は少なからずあるものと思われます。旅程に余裕のない方は、駐車場をご利用になられてみてはいかがでしょうか?